株式投資で「稼ぐ金額を増やしたい」と考えたとき、株価や開示情報、各種メディアを毎日チェックしたり、売買方法を研究したりといった方法を実践する人は多いでしょう。しかし、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏は「盲点となるような“意外な手段”が存在する」といいます。どういうことか、詳しくみていきましょう。
株式投資で「稼ぐ金額を増やしたい」なら…“言われてみれば当たり前”な3つの手段【投資のプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

自分に投資する

最後に、自分に投資する、ということも述べておきたいと思います。

 

稼ぎ、倹約し、資本を増やすことに加えて、自分に投資をすることもまた、株式投資で一層稼ぐために必要なことだと考えます。

 

株式投資で稼ぐことのほか、前述した株式投資以外の収入を増やすためにも、「能力」が必要です。そして倹約であっても、自分の感情を理解しコントロールする知性や、物の価値を見る目といった「能力」が必要でしょう。

 

投資による収益を上げることにも、そのための資本を増やそうと稼いだり倹約したりすることにも、結局は自分の能力が必要だということです。そしてその能力向上のために、自分に投資することをおすすめしたいのです。

 

自分を高めるためにコストを払うことが、自分への投資です。本を買って読んだり、人の話を聞いたり、何かを学んだり、何かを経験したりして、自分を高めるように努めてください。

 

ただし、単なる浪費や無駄な出費を「自分への投資」だと考えてはいけません。倹約はやはり忘れないようにしましょう。しかし一方で、自分を高めるためにはお金がかかる場合が多々あります。ですから、その時はためらわずにしっかりと身銭を切るべきでしょう。

 

お金をつかって自分を高めることも、やはり必要でしょう。そして、投資資金を増やすとともにそうやって自分を高めていけば、より一層株式投資で稼げるようになるはずです。

 

まとめ…資本と能力を増やしていこう

①株式投資以外の収入を増やし、資本を増やす

②倹約に努め、資本を増やす。同時に「必要なことにしかお金をつかわない」「物の価値を見る目を養う」ことの訓練をする

③自分に投資し、投資成績を向上させ、かつ株式投資以外の収入を増やすことや倹約にもそれを生かす

 

意外かもしれませんが、以上の3つは株式投資で一層稼ぐために必要な努力といえるでしょう。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓