“お墓はいや、海に撒いて”…故人の思いを尊重できる「海洋散骨」、葬送方法の「人気プラン」は?

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株式会社ハウスボートクラブ
“お墓はいや、海に撒いて”…故人の思いを尊重できる「海洋散骨」、葬送方法の「人気プラン」は?

近年、「故人らしさの尊重」や「葬送の多様化」などの理由から、お墓をもたない「海洋散骨」が注目されています。本記事では、海洋散骨事業を営む株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が、日本の海洋散骨について解説します。実際にどのくらいの海洋散骨が行われているのか、どのような形式で海へ葬送するプランが選ばれているのか……みていきましょう。

多様化する海洋散骨のスタイル

海洋散骨は、ただ海にお骨を撒くだけではありません。葬儀のようにひとつのセレモニーとして、丁寧に執り行われます。海洋散骨のプランは主に3種類です

※ ここでは、当社の「ブルーオーシャンセレモニー」のプランを紹介します。

 

1.チャーター散骨プラン

自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うスタイルです。経験豊かな散骨コーディネーターがセレモニーを進行。船上ではドリンクやお茶菓子をご用意し、ご遺族でご歓談いただけます。海洋散骨の様子を写真で撮影するサービスなども含まれます。広い海の上で、故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。

 

2.合同乗船散骨プラン

複数のご家族がクルーザーに乗船し、乗り合いで行う海洋散骨です。船は乗り合いですが、散骨ポイントでは1組ずつお別れの時間をとらせていただきます。ご遺族が1~2名など少数の場合や、費用を抑えたい方に選ばれています。

 

3.代行委託散骨プラン

さまざまな事情でご乗船できない方のための海洋散骨です。ご遺族に代わり、スタッフが真心をこめて海へお送りします。

 

なお、ブルーオーシャンセレモニーでは、東京/横浜/葉山/千葉/静岡/宮城/小樽/新潟/岡山/広島/香川/南紀白浜/大阪/兵庫/福岡/鹿児島/沖縄/ハワイなど、全国60ヵ所の出航地から海洋散骨を実施しています。大切な思い出の場所や生まれ故郷など、想いのある地で自然に還してあげることができるのが海洋散骨です。

 

実際にチャーター散骨プランを利用したご家族の事例

先述した3つのプランを選ばれる割合はそれぞれ30%程度と大きな差はありませんが、もっとも選ばれるのが「チャーター散骨プラン」です。ご希望の海でご家族の手をかけ、時間をかけてしっかり弔いたいというニーズにお応えしています。

 

ここでは、『ブルーオーシャンセレモニー遺族様インタビュー』より抜粋し、実際に「チャーター散骨プラン」を利用されたご家族のことばを紹介します。

 

――享年88歳。89歳のお誕生日の日に、「海洋散骨」を行いました。選んだきっかけは、『お墓はいや、海に撒いて』という母・芳枝さんの言葉です。家族、親族、友人の大人15名、子供6名の総勢21名を乗せたレノン号は、秋晴れの東京湾沖に向かいました。

 

メモリアルコーナーには、この日のために心を込めて作った、娘の富子さん手作りのお弁当が供えられました。お赤飯に大根などの煮物、それに葛餅とすだちのジュース。どれも芳枝さんの好物ばかりです。お花で飾られた遺影に写る芳枝さんも、嬉しそうに微笑んでいます。

 

富子さん「できたら、母も一緒に乗って、お祝いしてあげたかったけど……」

 

夕陽で海が染まるころ、乗船した1人ひとりに遺灰の包みが手渡されます。

 

子どもに孫、ひ孫や親しい友人に見守られて、芳枝さんは旅立ちました。それぞれが芳枝さんへの祈りを書いた「おくり鳩」も、いっしょに海へ手向けます。

 

富子さん「あのときね、不思議なんですけど……、私のだけがなかなか海に沈まずに、浮かんでいたんです。感動しましたね……。『お母さん、逝っちゃうの?』って」

 

レノン号は3周まわり、汽笛を鳴らしながら、ゆっくりとその場を離れます。羽田空港から飛び立つ飛行機を船上から眺めながら、芳枝さんにお別れをしました。

 

まとめ

本記事では、国内で実施されている海洋散骨の件数や選ばれているプランについて解説しました。海洋散骨の施行件数は年々増加し、日本において葬送の多様化が進んでいることがわかります。

 

供養のかたちは人それぞれ違って当然だからこそ、さまざまな選択肢があることが大切です。故人らしい、あなたらしい葬送を見つける参考にしてみてください。