エリート候補の学生が熱視線をおくる「コンサル業」その給与額は?
日本のエリート候補生ともいうべき学生たちが注目する、コンサル業界。その規模は(どこまでをコンサルティング業界に含めるかによってさまざまにいわれていますが)およそ1兆円。なかでも伸びているのがデジタル分野。DXやビッグデータ、AIなどの文脈のもとニーズが高まっているなか、企業はこれらの対応する人材が不足していることもあり、デジタル分野のコンサルを各社とも強化しているのです。
そんなコンサルティング業界の給与事情をみていきましょう。コンサルティングの範囲によって業種が異なるので一概にいうことは難しいですが、経営コンサルタントとみるならば、分類としては「学術研究、専門・技術サービス業」。大卒男性、従業員1,000人以上の場合、平均給与(所定内給与額)は51.6万円、年収は864万円。同条件の全業種平均は月収43.2万円、年収は745万円ですから、コンサル業は「稼げる業界」だといえるでしょう。
また注目度1位の「アクセンチュア株式会社」については公式に平均年収の公開は行っていませんが、前出のOpenWorkによると、回答者平均の年収は873万円。年収範囲は288万~6,000万円と幅はありますが、努力次第では富裕層の仲間入りといえるほどの給与を手にすることが可能のようです。
また有価証券報告書で平均給与を確認できる「株式会社野村総合研究所」の場合、年収1,232万円(平均年齢40.6歳、平均勤続年数14.8年)と、やはり高給取りです。
将来のエリート候補から注目されるコンサルタント業。高給が望めることが、大きな理由のひとつのようです。