株式は取引価格が日々変動し、また、時折世界が大騒ぎするような値動きを見せることから、投資初心者のなかにはギャンブルや宝くじのような「一攫千金」のイメージを抱いている人も少なくありません。しかし、投資とギャンブル等には決定的な違いがあると、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。それはどのような違いか、そして、なぜギャンブルや宝くじではなく、株式投資のほうが儲かるといえるのか、みていきましょう。
「知識がなくても」競馬や宝くじより「株式のほうが儲かる」といえる“理論的な”理由 (※写真はイメージです/PIXTA)

投資は「増資をしながら複利」でコツコツ資産を増やす

株式投資を始める際は、とりあえず「年に10%以上」の利益を目指してみてはいかがでしょうか。

 

長年にわたり毎年10%の利益を出したらこれはすごいことですし、10%増えた分を再投資して複利で増やしていくことで、元手は5年で約1.6倍、10年で約2.6倍、20年で約6.7倍になります。

 

そして、生活費以外の余分なお金が生じた場合は、それを元手として追加して(つまり「増資」)、さらに運用金額を増やしましょう。元手が増えれば、同じ運用成績(%)でも、実際に稼ぐお金は増えていきます。

 

繰り返しますが、株式投資は一攫千金を狙うものではありません。せいぜい年に数十%しか儲からないと理解しつつも、増資をしながら複利で運用し、雪だるま式に資産を増やしていきましょう。

 

それでも時が経てば、ギャンブルよりも大きく儲けることができるのです。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓