医師も知らない「むずむず脚症候群」と「レム睡眠行動障害」…原因と対処法【専門医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

寝ているときに脚に不快感があり、「動かさずにはいられない」感覚になった経験がある人もいるのではないでしょうか。また、自分自身や家族の寝言がひどかったり、寝ながら歩きだすことに悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。実は、それらには有効な治療法があるにもかかわらず「あまり知られていない」と、森山記念森山記念病院脳神経内科の澁谷聡先生はいいます。今回は、そんな「睡眠時トラブル」の原因と治療法についてみていきます。

中高年の約1%…実は身近な「むずむず脚症候群」

「むずむず脚症候群」とは奇妙な名前の疾患ですが、英語では“Restless legs syndrome”といいます。中高年のおよそ1%に発症するといわれています。

 

発症すると、下肢の不快な感覚により脚を動かさずにはいられない強い欲求が生まれます。「むずむず脚症候群」と名前がついていますがその感覚は必ずしも「むずむず」ではなく、皮下に虫が這うような感覚や、なんとも言い難い不快感があり、ときには痛みに近い感覚であることもあります。また上肢にも異常感覚を伴うことがありますが、“上肢のみ“に症状が出ることはあまりありません。

 

静かに横になったり座ったりしている状態で出現し、「座ったまま動かない」など安静になるほど症状はより強くなり、不快な感覚が強くなる患者さまが多いです。

 

この「むずむず脚症候群」は、歩いたり下肢を伸ばしたりするなど運動することで改善しますが、歩いているうちは少しの時間不快感覚から解放されるものの、止まるとまたすぐ再発するといったことを繰り返します。不快な感覚を取り除くために脚を常に動かしたくなります。

 

また、「むずむず」の感覚は日中より夕方・夜間に増強し、悪化します。症状のピークは真夜中で、朝の遅い時間は気にならないことが多いです。

 

「むずむず脚症候群」の原因…気づかぬままQOLが低下しているケースも

「むずむず脚症候群」の患者さまにははっきりした原因がないことが多いですが、なかにはパーキンソン病や透析、妊娠、リウマチ性疾患、糖尿病などの原因から発症される患者さまもおります。

 

特に鉄欠乏や妊娠、透析の患者さまに発症する頻度が高いものの、現疾患に隠れてあまり注目されないことが多く、気づけぬまま生活の質が低下しているケースがあります。

 

“むずむず脚”の治療には「飲み薬」が効果的

むずむず脚症候群には原因と状態に応じて治療法があります。効果は患者さまによっていくぶん異なりますが、飲み薬(時に貼り薬)がとても効果があることも多く、ある程度は治療可能な疾患です。

 

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    社会医療法人社団森山医会 森山記念病院 内科医員【神経内科】

    学歴
    東北大学医学部卒

    経歴
    中村記念病院 神経内科
    宮城病院 神経内科
    いわき共立病院 神経内科
    胆沢病院 神経内科
    みやぎ県南中核病院 脳神経内科

    資格
    日本内科学会認定内科医 /日本神経学会指導医/日本神経学会神経内科専門医

    著者紹介

    連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

    ※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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