物価の上昇や終わらないコロナ禍、他国の戦争などにより、安定しない日々が続く昨今。こういった環境での投資はギャンブルだと遠ざけてしまいがちですが、このような相場環境でも多大なメリットがある銘柄選びの方法があると、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。どのような銘柄に投資すべきか、詳しくみていきましょう。
予測不能な株式相場で「負けない銘柄選び」のポイント【投資のプロが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

安定した会社は業績が下がっても「戻る」

しかし、たとえ安定している会社の株を安値で購入しても、なかなかその株価が上がらないケースもあると思います。業績も配当も、予想を上回らない、または下回ってしまうことが、やはりあるからです。

 

しかし安定している会社の場合は、一時的に業績が悪化しても、その後は回復しやすいといえます。なぜならばそれこそが、「安定している会社」と呼ばれるゆえんだからです。過去の実績から、一時的に業績が下がってもすぐに戻るからこそ、「安定している会社」だと判断できるのですから。

 

ですからそういう会社に投資した場合は、一時的に業績や株価が下がっても、安心して持ち続けることができます。

 

そして、持ち続けていれば業績も株価も持ち直す確率が高いですし、また時が過ぎれば予想以上の好業績や増配を発表し、株価が一気に上がる可能性もあります。売るならば、そこで売ってもよいでしょう。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓