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エントリーの難易度が高い「高値掴み」とは？
多くのトレーダーが上昇トレンド中に一度は考えたことがある「そろそろ逆張りしてもよさそうだな」という根拠のない自信は、まだ相場が動くサインです。なぜ多くのトレーダーは上昇相場の中で高値掴みを警戒して逆張りをしたくなるのでしょうか。
まずプロトレーダーでも見分け方が難しい「高値掴み」について解説していきます。高値掴みとは、文字どおり上昇中のトレンドで直近の高値に近い場所で新規の建玉を持つことです。高値掴みの難しいところは、リワードに対するリスクが大きくなる可能性が高いことです。高値付近で推移している場所で新規の建玉を取るということは、損切りの幅が広くなるということを意味します。
無事に高値を更新していけば問題ありませんが、高値付近でレンジ相場になってしまったときや急に利益確定の売りが入ってしまった場合はすぐにロスカットラインに引っかかってしまうでしょう。トレンドが発生したかどうか、適切な判断を下せないと高値掴みは失敗に終わることが多い手法です。
つまり、トレンド時に上手く高値掴みができるトレーダーは「プロのトレーダー」といっても過言ではありません。
なぜ初心者は「トレンドの波」に乗ろうとしないのか？
トレンドが発生した際には大きなリワードをもたらします。しかし多くの初心者トレーダーはこの事実を知ることなく、大きなトレンド発生時に逆張りをしてしまいます。なぜ初心者トレーダーは大事な場面で逆張りをしてしまうのでしょうか。ポイントは「機会損失と高値掴みへの恐怖感」です。
トレードを行う人には「損をしたくない」という深層心理があります。大きなトレンドが発生しているにも関わらず、トレンドに逆張りしてしまう人はこの深層心理に支配されているのです。多くの初心者トレーダーは大きなトレンドが発生しているというのにポジションを持てていないという焦燥感と機会損失を感じます。
同時に行きすぎた高値圏の値動きに「そろそろ調整が入るのではないか」という根拠のない自信を持ちがちです。この誘惑に負けてしまうトレーダーがトレンドを確認しているにも関わらず、波に乗らないという非合理的な選択をしてしまうのです。その結果、止まらないトレンドに対して逆張りをすることで大きな損失を出してしまいます。このような考えを持ってトレードする初心者が後を立たないので、プロのトレーダーは稼げているのでしょう。
