株式投資を行ううえで、毎日売買するのは面倒な一方、あまり長期間寝かせておくのは「機会損失を逸してしまうからもったいない」と考える人もいるでしょう。そこで今回、数日から数週間程度のサイクルで売買をしていく「スイングトレード」のコツを、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏が詳しく解説します。
株式投資のプロが伝授!「スイングトレード」で利益をあげるコツ ※画像はイメージです/PIXTA

見極めたい「底値」のタイミング

クオンツの利用もおすすめ

さらに突き詰めれば、「いかに底値で株を買えるか」が重要になってきます。底値こそが、もっとも「値上がりする確率が高いタイミング」だからです。

 

スイングトレードにおいても、底値で買うことで利益が最大化されます。もちろん、それを見極めるのが難しいのであり、だからこそさまざまな投資手法があるのですが……。

 

ところで、「クオンツ」の存在をご存じでしょうか?「クオンツ」とは「Quantitative(数量的、定量的)」から派生した言葉です。

 

一般的に、数学的手法を用いて市場動向を分析して投資を行うことや、行っている人たちのことをいいます。理数系の知識とコンピュータを用い、過去のデータを生かして、なんらかのアルゴリズムに基づいて売買をするのが、クオンツです。

 

最近では、名だたる大物投資家たちに匹敵する、またはそれ以上の運用成績を上げているクオンツ・ファンドが存在しています。

 

コンピュータとアルゴリズムを用いた売買には、大きな可能性がありそうです。もちろん、クオンツそれぞれの具体的な手法は明かされていません(企業秘密です)。

 

しかし、一般の方でもスイングトレード用の「底打ち感知ツール」などを入手することが可能ですので、底値の見極めにそのようなツールを使用してみるのもよいかもしれません。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓