自分がお金を預けている銀行の担当者から「資産運用をはじめませんか」と提案を受けたことがあるという人は多いでしょう。「貯蓄から投資へ」という国の方針上、資産運用は非常に重要である一方、銀行員のいうことをすべて鵜呑みにするのは非常に危険だと、FP Officeの加藤勇氏はいいます。それはなぜか、「信用できる銀行員」と「そうでない銀行員」の違いとともにみていきましょう。
銀行員「資産運用しませんか」…信用して「いい人」と「ダメな人」の決定的な違い (※写真はイメージです/PIXTA)

信じても「いい人」と「ダメな人」の違い

銀行員からの提案を無視する選択肢もあるが、銀行員から提案を受けたお客様は、「銀行員から選ばれた上質なお客様」とも言い換えられる。資産運用を検討されているのであれば、話を聞いてみてはいかがだろうか。

 

無論、銀行員を信じ切ってしまうことは危険である。目の前にいる銀行員がどのような意図で提案をしているのかを、ご家族や信頼できる方に相談してから投資を始める・保険に加入するとよいと思われる。

 

顧客本位の銀行員は、常に傾聴姿勢であり、さりげない会話からお客様の課題や夢などの情報をキャッチし、適合性の原則をイメージしながら提案している。また、焦り感がなく「一度ご検討ください」と、お客様に判断を委ねている。

 

他方の「なりきり証券マン」「なりきり保険マン」は、収益という目標に追われているため、即断を求めがちある。「月末近くに急な面談アポイントを入れてくる」「明日、再度面談にアポイントを取りにくる」など、短期間にていかに成約に結び付けるかを模索し続けている。

 

まずは、ご自身なりに現在の資産状況や商品のリスクを吟味したうえで、理解できない点は必ず納得がいくまで目の前の銀行員に相談すべきである。

 

「なりきり証券マン」「なりきり保険マン」は、セールストーク武装はしているものの、お客様の立場になった提案力は欠如していることが往々にしてある。

 

今後は、自らにふさわしいライフプラン・マネープランを検討し、信頼できるアドバイザー等を見つけて相談することが必要である。

 

 

加藤 勇

FP Office

ファイナンシャル・プランナー