※画像はイメージです/PIXTA

自動車産業におけるEV化の波はもはや新車だけにとどまらず、クラシックカーをEV化する動きが世界中で広まりつつあります。今回は、希少なクラシックカーに手軽に乗ることができる「コンバートEV」という手法について紹介します。※本記事は、2022年8月時点の情報を基に作成しています。

国内のクラシックカーレストア&EV化事業

そんなコンバートEVの世界的な流行、また加熱する国内旧車ブームもあり、日本でもクラシックカーのレストアおよびEV化を行う事業者が増えています。

 

たとえば、以前からクラシックカーの販売およびレストアに力を入れていたカレント自動車は、旧車を100%電気自動車に改造する「eカレント」という事業を立ち上げました。このeカレントでは、クラシックベンツをはじめ、フィアット500やビートル、ポルシェなどのEV化を行っています。

 

そのほかにも神奈川県の「オズモーターズ(社名:オズコーポレーション)」、岡山県の「両備テクノモビリティカンパニー」などもクラシックカーのレストアとEV化を積極的に行っている企業のひとつ。

 

また、愛知県名古屋市でフィアット500(チンクチェント)の保存を目的に展示・販売している「チンクチェント博物館」でもEV化された「フィアット500ev」をプロデュースしています。

 

このように国内でも着実にクラシックカーのレストアに加え、EV化が広がっているのです。

コンバートEVなら気軽にクラシックカーに乗れる

昨今、注目を集めるクラシックカーのコンバートEVですが、ガソリンエンジンからモーター+バッテリーに置き換えることでさまざまなメリットがあります。

 

まず、排気ガスがゼロになるので環境にやさしいこと。また、電動化するのでガソリン代も不要になって経済的です。そして、なによりも希少なクラシックカーに気軽に乗れることが最大のメリットでしょう。

 

従来のクラシックカーは、マニュアル車が一般的で慣れない人には運転が難しく、古いクルマなので調子を見ながら丁寧に乗る必要がありました。しかし、EV化することで現代のクルマと同様、普通にドライブが楽しめます。

 

さらにクラシックカーの課題がメンテナンス。古い車両なので部品がなく、あったとしても専門的な技術がないと修理もできず、コンディションの維持が難しいという問題がありました。

 

しかし、コンバートEVであれば部品も入手しやすく、故障のリスクも少なくて安心です。モーター+バッテリーのほうが部品点数も少なくなるので、修理にかかるコストも抑えられます。

 

さらに一部都道府県では、エコカー補助金なども活用できるので、維持費が抑えられるというメリットもあります。

 

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本記事は、「医療と生きる人々が、生の情報で繋がる」をコンセプトにシャープファイナンス株式会社が運営する医療プラットフォーム『Medical LIVES』のコラムより、一部編集のうえ転載したものです。