(※写真はイメージです/PIXTA)

暑さのピークも越え、これからは日々秋めいてくる季節になってきました。過ごしやすいこの時期、実は気をつけなければいけないのが「ダニアレルギー症状の悪化」だと、京都きづ川クリニック小児科医の米田真紀子氏はいいます。家のなかの布製のものには、すべてダニが住んでいるとまでいわれるなか、どのように予防・対処すればよいのか、みていきましょう。

どうやって除去する?…場所別・家庭でできるダニ対策

アレルギー症状への対応の基本は、アレルゲンの除去です。家のなかからダニを完全に無くすことはできませんが、なるべく増やさないようにする、人体に近づけないようにする対策が重要です。

 

家のなかの布製のものにはすべてダニが住んでいると考えられ、特に埃のたまりやすい場所にはダニやダニアレルゲンが溜まりやすくなっています。

 

ダニアレルゲンは熱に弱く、水に溶ける性質があり、洗濯することで比較的簡単に除去できます。以下、部屋ごとの対策をみていきましょう。

 

寝室…寝具は「天日干し+掃除機」で花粉も予防

長時間密着して過ごすことになる寝具類に関しては、ダニ対策を他よりもしっかり行ったほうがよいでしょう。

 

ダニは湿度が高い場所を好むため、布団が湿気ていると増えやすくなります。可能であれば天日干しをして、ダニの数をなるべく減らしましょう。ただし、ダニは死んでからもアレルゲンになり、屋外に干すことで花粉など他のアレルゲンがつきやすくなるため、取りこんだあともしっかり掃除機をかけることが重要です。

 

掃除機に負担がかからないよう掃除機のノズルは布団専用のものにし、布団1枚に対して最低でも5分以上の時間をかけてじっくり吸い込むようにしましょう。

 

天日干しが難しければ布団乾燥機を活用したり、最近は布団を丸洗いできるコインランドリーや、布団のクリーニング業者も充実していますので、そういったサービスを利用するのもよいでしょう。

 

また、針穴などをなるべくなくし、縫製をしっかりすることによって、なかからアレルゲンが出てくるのを最小限にするといった効果のある防ダニシーツ等、防ダニ専用用品を利用するのも効果的です。

 

また、ネコや犬などのペットを室内飼いしている家庭では、寝室には絶対入れないようにしましょう。動物の毛やフケもダニの大好物です。

 

リビング…「カーテン」にも要注意

じゅうたんは家庭のなかで特にダニの温床になりやすいものの1つです。なるべく使用しないほうがよいですが、どうしても使用しなければいけないときは、布団同様、掃除機で丁寧に掃除をする必要があります。フローリングでも埃が溜まっていたり、食べ残しや人の垢などがある状態では、ダニは増えやすくなるため要注意です。

 

布製のソファやクッションもダニが増加しやすいので、定期的に丸洗いしたり、掃除機でアレルゲン除去を徹底する必要があります。

 

また、意外と気づきにくいのがカーテンです。その性質上埃を吸着しやすく、そこでダニが増えやすくなるので、定期的に洗濯できる素材を選ぶとよいでしょう。

 

子ども部屋…「本」もダニの発生源

子どもがよく触るぬいぐるみのなかにもダニは増殖します。子どもがよく触れば触るほど垢がついてダニも繁殖しやすくなるので、定期的に洗うようにしたほうがいいでしょう。

 

また、しばらく放置している本棚の本にも埃が付きやすく、ダニの発生源になるため、こまめに掃除機をかけましょう。「埃がある場所にはダニもいる」と認識して、隅々までしっかりと掃除機をかけるようにすることが重要です。

 

実際にこうした対策をしっかりしていても、ダニは完全には排除できません。そして、日々の仕事や家事に忙殺されるなか、こうした対策を続けるのは至難の業ですよね。

 

ただ、ダニアレルギーに関しては日々の生活のなかでの細かな対策の積み重ねが大事なので、できるところから続けていきましょう。

 

 

米田 真紀子

小児科医

医療法人 啓信会きづ川クリニック

 

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