(※写真はイメージです/PIXTA)

具合が悪いと思ったとき、どのように病院を選んでいますか? ネットが発達した現代では、症状と地域でなんとなく検索をかけて出てきたところに診てもらうなど、そもそも「かかりつけ医」がいないという方も少なくありません。しかし、高座渋谷つばさクリニックの武井院長は「かかりつけ医の選択が、自分や家族の健康に大きく関わる」といいます。「最高のかかりつけ医」と出会うために大切なポイントを詳しくみていきましょう。

「なんとなく通院」は早めに切り替えを

「自宅や職場の近くにあり、待ち時間が少ないから」といった理由で、なんとなく通院している方も少なくないでしょう。しかし、あえて言わせていただくと、2回通院してみてその医院の雰囲気やスタッフの対応に不安を感じるのであれば、他の医療機関への切り替えを早い段階で決めるべきです。

 

家族に他の医療機関へかかっている人がいればその情報を集めて、現在の医療機関とのおつき合いをやめるだけでよいのです。基本的には、お薬手帳と検査結果が最低限あり病歴がわかれば、対応できる医療機関が多いです。

 

「類は友を呼ぶ」という言葉どおり、地域のリアルな口コミで人気のある医療機関は混雑していることが多いですが、たとえ待ち時間が少し長くなっても、いまより少し遠方となっても、患者と医師との関係がしっかりと築くことができ、納得できる医療サービスが受けられる「かかりつけ医」を見つけることが大切です。

子供のかかりつけ医は「小児科専門医」かチェック

小さな子供をお持ちの親としては、急に具合が悪くなることがある子供を、できるだけ腕や知識がたしかな「かかりつけ医」に診てもらいたいと思うでしょう。

 

小児科を標榜する医療機関の場合、院長あるいは担当医師が「小児科専門医(指導医)」であるかどうか確認することをおすすめします。

 

小児は成人と異なり、同じ疾患でも成長・発達という概念があるため、それぞれのお子さんに応じた“テーラーメード”の対応が要求されます。

 

同時に、健診や予防接種、近年クローズアップされているアレルギー性疾患(気管支喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー)や発達障害(自閉症スペクトラム症、ADHDなど)に関して適切な知識を持ち、子供の成長と発達を総合的によく知る専門医であることが重要です。

 

日本小児科学会と専門医機構が認定する「小児科専門医」の取得には、初期臨床研修の2年を含め、最低でも医師として6年の年月が必要です。

 

最近の小児科では「365日診療」等の看板を掲げているところもありますが、すべてのシフトでの医師採用は難しく、土日や夜間は給与がいいため、こうしたところに「小児科医師」として不適格な医師が紛れ込んでいることがあります。

 

そのようなケースを見分けるため、採用ページにおいて「小児科専門医あるいはそれに準じた経験」とあるかどうか確認することが「信頼できるかかりつけ医」を見つけるひとつの方法です。

 

 

武井 智昭

高座渋谷つばさクリニック

院長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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