「かかりつけ医」の定義
みなさんは、なにか身体や心の不調を感じたときに気軽に相談・受診ができる「かかりつけ医」をお持ちでしょうか?
かかりつけ医の定義は、日本医師会によると「健康に関してなんでも相談でき、必要なときは専門の医療機関を紹介してくれる、身近にいて頼りになる医師」とのことです。
実は、このかかりつけ医の選択が、自分や家族の健康・命に大きく関与しているのです。
現在は細分化が進み、入院施設に行くと「●●内科△△専門外来」などと行政のように縦割りであることが多いです。しかし、この少子高齢社会においては診療科をある程度超えて、長期にわたって自分とその家族のために良好な関係を続けられる医師こそが求められています。
かかりつけ医としての価値が高い「雑談できる医師」
かかりつけ医の「最低条件」
かかりつけ医の最低限の条件としては、やはり患者家族と良好なコミュニケーションがとれることにあります。
普段なにか悩みごとがあった際、皆さんは周囲のなるべく信頼できる相手に相談すると思いますが、医療においても同様です。気軽に相談できる、人間的な魅力のある信頼のおける医師がかかりつけ医であると安心でしょう。
これに加えて、かかりつけ医は患者さんを医療モデルである病気のみならず、社会における役割(職業・趣向・考え方)や家庭背景などを含めてひとりの人間として包括的に考え、治療方針などを一緒に検討してくれるパートナーになれるかどうかが、判断基準とされています。同時に、医療のコンサルタントとしての知識・技術等医師としての素養、他医療機関や人脈などの情報提供ができるとベターです。
いいかかりつけ医を見極めるための「3つ」のポイント
利便性や人柄、待ち時間、診療内容などなど……すべてにおいて最高のかかりつけ医をいちから探すことは、なかなか難しいことです。
では、そのようななかでいいかかりつけ医を見極めるポイントは、
・自分のことで対応できなければ「わからない」といって、困ったときには紹介状を記載するなど対外的な関係が豊富にとれているかどうか
・家族について相談をしたら親身に聞いてアドバイスをくれるかどうか
などが挙げられます。欲をいえば、体の病気のみならず心理面でも配慮できる医師であると、かかりつけ医としての価値がさらに上がります。
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