初心者も始めやすいFXですが、投資にはリスクも付きものです。そのリスクと上手く付き合っていくためには、お金を儲けることよりも重要なことがあると、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏はいいます。それはなにか、みていきましょう。
「こんなことはありえない…」FXで失敗する人が必ず発する一言【プロFXトレーダーが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

自動注文をうまく活用しよう

損切り注文は、そもそも注文時に自動的に入る設定にしたほうがいいです。 デイトレードの場合ならば、通貨ペアによりますが、15Pipsを目安に設定しましょう。 ポンドドルのみは、20Pipsでもいいです。

 

そのくらいの損切幅があれば、不意の相場の変動に耐えれる可能性も高く、自分のシナリオ遂行の邪魔になりません。 FXで勝つとは、想定通りのシナリオを進行させるということです。そんなことできるのか?と疑問に思うでしょうが、テクニカル分析を学んでいけばできます。

 

特に裁量トレードならば、セオリーのシナリオの逆転にも対応できることが多いので、あとだしジャンケンに近い動きも可能です。その代わり手間が多少かかってはしまうので注意してください。

自動注文の種類は3つある

「損切り」を実行するための自動注文は3つあります。 「逆指値注文」「OCO注文」「トレール注文」の3つです。

 

シンプルな注文方法は「逆指値注文」なので、これだけは覚えておいてください。 逆指値注文は、注文時より利益がマイナスになったときに自動的に決済してくれる注文方法です。

 

「OCO注文」も便利な注文方法です。こちらは利確と損切両方の決済注文を入れることができます。損切りを読むことは結構簡単なのですが、利確を読むことは難しいです。 それでも、ある程度の目安は付きます。

 

利確を読み目安を付けOCO注文を入れておけば、あとは放置するだけで勝手に決済するので楽です。 損小利大を忘れないように設定すれば、勝率5割でも十分トータルで利益を残せます。 ただし、負けた場合は敗因を分析することを忘れないようにしましょう。

 

「トレール注文」は一風変わった注文方法です。 利益が出た場合、逆指値注文がそれに応じて上昇していくという注文方法で、利益が出れば出るほど、逆指値注文が上昇していきます。 OCOと比べると、利確を想定はできないが、波の6割は取れるようにしよう、と考える場合に便利な注文方法です。

 

まずは、「逆指値注文」に慣れていき、後に残り2つの注文にも手を付けていきましょう。