この記事では、ストキャスティクスの基礎知識や効果的な活用方法を解説しています。ストキャスティクスは初心者にも扱いやすいと聞いたけど、活用方法が分からず悩んでいませんか?実は、ストキャスティクスは初心者から上級者まで使える万能なテクニカル指標です。ストキャスティクスの効果的な使い方をFX経験5年の筆者が伝授します。
【5分でわかる】ストキャスティクスの売買シグナルと活用手法を解説

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「ストキャスティクスってなに?」

「ストキャスティクスの設定はどうしたらいい?」

「ストキャスティクスをつかった取引手法は?」

 

「FXの分析にストキャスティクスを使うといいよ!」と言われたけど、効果的な使い方がわからず悩んでいませんか?

 

ストキャスティクスに限らず、テクニカル分析は意味を知っているだけでは意味がありません。

 

取引に効果的に活かすことで、初めて意味を成します。

 

この記事でわかること
・ストキャスティクスの意味
・ストキャスティクスの使い方
・ストキャスティクスを使った効果的な取引手法

 


テクニカル分析を使った効果的な取引をしたい!という方は、ぜひ最後まで御覧くださいね!

 

ストキャスティクスとは?
計算式
ストキャスティクスの見方と設定
設定方法
売買シグナル
ダイバージェンス
ストキャスティクスはレンジ相場で使おう
RSIとの違いは?
ストキャスティクスが使えるおすすめFX口座
ストキャスティクスと移動平均線を使った取引手法
【設定】
【取引手法】
まとめ

ストキャスティクスとは?

ストキャスティクス.jpg

 

ストキャスティクスはオシレーター系のテクニカル分析手法の一つです。

 

%K(Fast)」と「%D(Slow)」の2本のラインが、売りゾーンまたは買いゾーンに入っているかで「買われすぎ」「売られすぎ」を判断します。

 

買いゾーンはK%が75%以上に、売りゾーンはK%が25%以下になる水準です。

 

2本のラインのクロスポイントを売買シグナルとするため、視覚的にも判断しやすい指標ですよ!

 

最近では、%DとSlow%Dの2本使ったスローストキャスティクスも主流です。

 

ファストストキャスティクス:%Kと%Dの2本で構成

スローストキャスティクス:%DとSlow%Dの2本で構成

 

ちなみに、スローストキャスティクスの%Dはファストの%K、Slow%Dは%Dの役割を果たします。

 

 

計算式

%K、%D、Slow%Dには、それぞれ計算式があります。

 

【計算式】

%K =(終値-n日間の最安値)÷(n日間の最高値-n日間の最安値)×100

%D = n日間の%Kの合計 ÷ n

Slow%D=n日間の%Dの合計÷n

 

%Dは%Kの移動平均線で、%Kを追いかける動きになります。

 

ストキャスティクスの見方と設定

計算方法がわかったら、次は実際にストキャスティクスの見方や、設定方法について解説しますね!

 

 

設定方法

%Kを算出する際の期間は、9日間に設定するのが一般的です。

 

5日間と14日間もよく使われますよ。

 

一方、%DやSlow%Dには3日を使用します。

 

移動平均線であるため、あまり長い期間を設定すると相場の動きについてこれないためです。

 

 

売買シグナル

ストキャスティクス売買シグナル

 

ストキャスティクスの2本の先の交差の仕方から、売買シグナルを読み取れますよ。

 

買いシグナル:%Kが%Dを下から上へ抜いた

売りシグナル:%Kが%Dを上から下へ抜いた

 

 

また、%Kが「75%以上は買われすぎ」「25%以下は売られすぎ」なので、両者が噛み合ったポイントを売買ポイントとすると精度が高まります。

 

%Kが%Dを下から上へ抜くことを「ゴールデンクロス」、%Kが%Dを上から下へ抜くことを「デッドクロス」といいます。

 

例えば、%Kが80%のときに%Kが%Dを上から下へ抜いている状況であれば、売り時ですね!

 

 

ダイバージェンス

相場は高値(安値)を更新しているのに、ストキャスティクスが逆の動きを示すことがあります。

 

これをストキャスティクスのダイバージェンスと言い、トレンド転換を示唆するサインです。

 

ダイバージェンスはオシレーター系のインジケーターでは必ず出現します。

 

中でもストキャスティクスは価格の上下への反応が高いため、短期的なトレンド転換を察知しやすいですよ!

 

ストキャスティクスはレンジ相場で使おう

ストキャスティクスはレンジ相場で使うのが有効ですよ。

 

なぜなら、レンジ相場に有効な逆張り手法と相性がいいからです。

 

相場の約7割はレンジ相場と言われています。

 

売られすぎ買われ過ぎが判断できれば、「売られすぎなら買い」「買われすぎなら売る」と逆張りでのエントリーが出来ますよね。

 

RSIとの違いは?

RSIもストキャスティクスも、ラインが上下のゾーンに入っているかどうかで、売られすぎ買われ過ぎの判断をする点は似ていますね。

 

ただしストキャスティクスはRSIと違っては、ラインの交差での売買シグナル判断ができることです。

 

ストキャスティクスは、ゾーンでの判断に加えてライン交差でも読み解くため、売買シグナルの判断材料が多く判断しやすいのです。

 

ストキャスティクスが使えるおすすめFX口座

ストキャスティクスを使うなら、オススメはGMO外貨です。

 

なぜなら、GMO外貨のチャートならオシレーター指標エリアに描画することのが可能だからです。

 

チャート機能が評価の高いGMOクリック証券のプラチナチャートですら、オシレーターに描画はできません。

 

 

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ストキャスティクスと移動平均線を使った取引手法

それでは、ストキャスティクスをつかう具体的な取引手法をご紹介しますね!

 

今回の手法は、移動平均線を同時に使用する順張りのトレンドフォローです。

 

 

【設定】

ストキャスティクスは%Kと%Dを使用、買われすぎ売られすぎゾーンは90%と10%をラインとします。

 

移動平均線は期間100と20の2本を使用します。

 

時間足は4時間足を使用します。

 

【取引手法】

ストキャスティクス手法.jpg

 

まず、移動平均線で大まかなトレンド方向を確認しましょう。

 

上昇トレンドの場合、ストキャスが10%を一度下回ったあとゴールドクロスが出たら次の足で買エントリー、%Kと%D両線ともが75%を超えたら利確決済です。

 

下降トレンドの場合、ストキャスが90%を一度上回ったあとデッドクロスがでたら次の足で売エントリー、%Kと%D両線ともが25%を下回ったら利確決済です。

 

または、ダイバージェンスを確認したらトレンド転換のサインなので損切または利確して決済しましょう。

 

現在のトレンドが判断しにくい場合には、今見ている時間足よりも長期足で確認してみましょう。

 

また、2本の移動平均線が何度もクロスしたり近づいている場合は、レンジ相場で順張りとの相性が悪いため、エントリーを控えるのが賢明です。

 

まとめ

この記事で解説した「ストキャスティクスの使い方と取引手法」を理解して実践すれば、戦略に幅が広がりますよ!

 

最後におさらいをしておきましょう。

 

ストキャスティクスは「買われすぎ」「売られすぎ」を判断する指標
ダイバージェンスでトレンド転換を察知できる
トレンド相場よりもレンジ相場に向いている
移動平均線と組み合わせると効果的

 

 

テクニカル分析って難しいですよね。

 

ストキャスティクスはFX初心者にも扱いやすい指標なので、最初に使い慣れておくといいですよ。

 

ひとつ自分の得意な分析方法や取引手法を持つと、FXで圧倒的に結果を出しやすくなるのでぜひ一度試してみてくださいね!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。