都道府県別「年金受給額」…1位「神奈川県」16万6,270円
将来、年金はいくらもらえるのか? 現行では、下記のような計算式で求められます。
■基礎年金
780,900円(平成16年度額)×改定率×保険料納付月数/480月
■厚生年金(報酬比例部分)
平均標準報酬額※×5.481/1000×被保険者の月数
※過去の標準報酬に再評価率を乗じて現在価値に置き換える
あくまでも「現行」のもので、現役世代が将来、本当に計算式通りの年金を手にできるか、確証はありません。日本の年金制度は「積立方式」ではなく「賦課方式」。現役世代から高齢者に対し仕送りをしているイメージです。年金制度は、今後、100年は大丈夫なように設計されているといわれていますが、想定以上に早く高齢化が進行しているなか、なかなか難しいところはあるようです。
では、いまの年金世代はどれくらいの年金を手にしてるかというと、国民年金だけを手にする、元自営業などの人たちは、平均月額5万6,358 円。そこに上乗せして厚生年金ももらえる元会社員や公務員の人たちは、平均月額14万6,145 円です。いまの年金世代は片働きだったケースが多いので、月々20万円ほどの年金を手にしている夫婦が平均な姿だといえそうです。
さらに元会社員の年金受給額を都道府県ごとにみていくと、トップは神奈川県で16万6,270円。一方で最も少ないのは「青森県」で12万2,189円。1位と47位では、1ヵ月で4万円ほど、1年で52万円ほど、仮に老後が30年続くとなると、1,586万円もの年金差となります(関連記事:『【2022年】都道府県「厚生年金」「国民年金」受給額ランキング』)。
【都道府県「厚生年金受給額」トップ5/ワースト5】
1位 神奈川県:166,270円
2位 千葉県:160,817円
3位 東京都:159,393円
4位 奈良県:158,796円
5位 埼玉県:157,022円
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43位 山形県:124,286円
44位 沖縄県:124,197円
45位 宮崎県:123,098円
46位 秋田県:122,695円
47位 青森県:122,189円
出所:厚生労働省『令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』より