分譲マンション購入でマイホームを実現!ローンの返済は決して楽ではないけれど……そんな、よくある光景。ただでさえ苦しい家計を追い詰める落とし穴が、分譲マンションにはあるといいます。みていきましょう。
手取り34万円・東京在住・40代サラリーマン…分譲マンション購入も「家計破綻」悲惨な末路 (写真はイメージです/PIXTA)

戸建か、それともマンションか

多くの人の夢であるマイホーム。その実現に向けて、究極の選択となる「戸建てorマンション」問題。購入者は、何を決め手にして選択したのでしょうか。

 

国土交通省『令和3年度住宅市場動向調査』で住宅選択の理由をみてみると、分譲戸建て購入者の場合、「一戸建てだから」が61.1%でトップ。「新築だから」57.9%と共に、過半数を超えています。

 

一方で分譲マンション購入者の場合、トップは「新築だから」で63.9%。過半数を超えた理由はこれだけで、「マンションだから」は45.4%。戸建て購入者は「戸建てじゃなきゃいやだ!」という人が多いのに対し、マンション購入者は「マンションでなくてもいい」というスタンスの人も多いことがわかります。

 

また設備面では、戸建てもマンションも割合は異なるものの、「広さ」「デザイン」「台所設備」「安全性」「浴室設備」の5つが、住宅選択の大きな動機になるようです。

 

【住宅選択の理由トップ5】

◆分譲戸建て購入者

  • 一戸建てだから:61.1 %
  • 新築住宅だから:57.9 %
  • 価格が適切だったから:43.5 %
  • 住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから:38.6 %
  • 昔から住んでいる地域だったから:24.6 %

◆新築マンション購入者

  • 新築住宅だから:63.9 %
  • マンションだから:45.4 %
  • 住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから:41.4 %
  • 価格が適切だったから:33.6 %
  • 将来、売却した場合の価格が期待:29.6 %

 

◆設備面(数値左:戸建て購入者、右:マンション購入者)

  • 住宅の広さが十分だから:59.1 %/55.2 %
  • 住宅のデザインが気に入ったから:47.3 %/44.0 %
  • 台所の設備・広さが十分だから:34.5 %/30.2 %
  • 火災・地震・水害などへの安全性が高いから:27.3 %/30.2 %
  • 浴室の設備・広さが十分だから:24.5 %/24.1 %

出所:国土交通省『令和3年度住宅市場動向調査』