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「FXってどうしたら破産するの?」
「破産する人ってどんな人?体験談が知りたい」
破産の噂の絶えないFXに不安を感じている人もいるかと思います。
はじめに知っていただきたいのが、FXは破産の原因を理解し対策をすれば破産しにくい投資です。
破産の根本的な原因は、生活費に手を出したり借金をしてしまう心の弱さで、実はトレードの負けが直接破産の原因になるケースは少ないのです。
この記事では、破産経験者の体験談から破産する人の特徴を解説しています。
彼らの失敗を反面教師に、破産しないための対策をしてトレードに挑みましょう。
最後には破産する確率を数値化して安全に取引する指標も紹介しているので参考にしてくださいね。
・FXで破産する人の特徴
・FXで破産した人の体験談
・破産体験者から学ぶ破産する原因としないための対策
・破産してしまった時にとるべき行動
・破産しない魔法の指標「バルサラの破産確率」の使い方
・FXの損失する仕組み
・口座資金以上の損失はロスカットによって守られている
・生活費や消費者金融に手を出すことが破産へつながる
・FXによる破産で人生終わった人の体験談
・借金して軍資金を調達後に破産
・スワップ天国から地獄へ
・FXで破産する人の4つの特徴
・①ギャンブル気質な人
・②感情的になりやすい人
・③自制心が弱い人
・④勉強をおこたる人
・FXで負けてしまう原因5選
・①損切りができない
・②資金管理できていない
・③根拠を持ってトレードしていない
・④高いスワップポイントを狙う
・⑤ビギナーズラックで勘違い
・敗因から学ぶ破産を防ぐたった5つの資産防衛策
・①絶対に生活費に手を出さない
・②損切りを徹底する
・③資金管理の徹底する
・④分析に基づく根拠のあるトレードをする
・⑤高スワップ通貨ペアを避ける
・実際に破産したらどうすればいいの?
・自己破産費用の相場
・バルサラの破産確率と計算方法
・破産しにくい!少額でできるおすすめFX会社
・まとめ
FXってどうしたら破産するの?
はじめに破産の定義を確認しましょう。
法律事務所のホームページでは、破産は次のように定義されています。
【引用元:京都第一法律事務所:「破産」とは、どんな手続きですか?】
要約すると裁判所が破産者の借金を免責する制度です。
借金は免責になりますが、破産するとブラックリストにのったりと多くの社会的デメリットを受けるため、絶対に使うべきではありません。
FXってどうしたら破産しちゃうの?
トレードの失敗が直接破産につながるイメージが強いですが、FXで破産する根本原因は心の弱さです。
FXで破産する現実的な流れを解説しますね。
FXの損失する仕組み
まずはFXで損失する仕組みを改めて理解しましょう。
FXは2カ国の通貨の為替差益を狙う投資で、例えば上の図解のように米ドル/円 = 100円の時に10ドル買って、米ドル/円 = 110円の時に売れば100円の利益がでます。
【為替差益で利益を得る例】
・米ドル/円 = 100円の時に1,000円でドル買う
1,000円 ÷ 100円 = 10ドル
・米ドル/円 = 110円の時に10ドル売る
110円 × 10ドル = 1,100円
・利益
1,100円 - 1,000円 = 100円
反対に米ドル/円 = 90円の時に10ドル売った場合、100円の損失となります。
この時、もし取引通貨量が1,000ドルだったら損失は1万円、10,000ドルなら10万円の損失になります。
このように取り扱う通貨量が多くなると負けた時の損失が大きくなるのが為替差益の特徴です。
口座資金以上の損失はロスカットによって守られている
FXにはロスカットという口座資金を守る仕組みが存在します。
ロスカットは取引で証拠金維持率が一定水準以上の損失が発生した場合に、さらなる損失拡大を防ぐため保有ポジションを強制的に決済する仕組みです。
証拠金維持率とは?
【証拠金維持率とは?】
証拠金維持率は必要証拠金に対する有効証拠金の割合で、数字が大きいほど安全で、小さいとロスカットの危険性が高くなります。
計算式は次の通りです。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
例えば、口座資金100万円、1米ドル = 100円の時に1万通貨で取引した時の証拠金維持率は次のようになります。
2,500% (証拠金維持率) = 1,000,000(有効証拠金) ÷ 40,000円(必要証拠金) × 100
ロスカット水準となる証拠金維持率は100%や50%などFX会社によって異なります。
例として、証拠金5万円、1米ドル/100円の時に1万通貨買った時の各ロスカット水準の損失額を下の表で比較してみました。
【ロスカット水準別損失額比較】
ロスカット水準 | ロスカット執行レート | 損失額 | ロスカット後の証拠金 |
100% | 99.00円 | 1万円 | 4万円 |
50% | 97.00円 | 3万円 | 2万円 |
なし | 95.00円 | 5万円 | 0円 |
このようにロスカットという仕組みがある以上、FXの負けが破産に直結しにくいのは理解して頂けたかと思います。
しかし、ロスカットも完璧ではなく、相場の動きが激しい時やシステムの遅延で正常に機能しない場合もあり、証拠金以上の損失になる場合もあるので注意が必要です。
あわせて読みたい:【FX初心者必見】ロスカットは守護神!損失を防ぐ仕組みと回避策5つ
生活費や消費者金融に手を出すことが破産へつながる
ロスカットという仕組みがあるのに、なんでFXで破産する人がいるの?
答えはシンプルで、生活費に手を出し借金をしてFXをするからです。
FXで破産する人のほとんどはトレードそのものではなく、トレーダーの意思で借金をして破産します。
つまり、自分自身をコントロールできれば破産することはないのです。
それでも破産する人がいるので、実際の体験談を見てどんな人が破産するのか見ていきましょう。
FXによる破産で人生終わった人の体験談
それでは実際に破産した人の2つの体験談をご紹介します。
・借金して軍資金を調達後に破産
・スワップ天国から地獄へ
彼らを反面教師にして、破産のない安全な立ち回り方を学びましょう。
借金して軍資金を調達後に破産
そこで、より大きく稼ぎたいと考え高レバレッジで取引できるFXで取引を開始、さらに借金をして軍資金まで調達しています。
しかし、取引開始後まもなく相場が荒れ、予測と反対方向に相場が進んでいきました。
高いレバレッジをかけていたことで、大きな損失となりFX会社からは追加の証拠金(追証)の入金を求められ借金して補填します。
それでも、損失は拡大し必要な追証を用意できず全ての取引はロスカットによる強制決済となり、最終的に1,000万円の借金を背負ってしまいました。
毎月30万円の返済が難しく、弁護士に相談し最終的に自己破産で処理することになりました。
【引用元:加藤法律事務所:FXや株式取引(信用取引)で多額の借金を負ってしまったが,自己破産ができた事例】
【破産につながったポイント】
・勝っていたので調子に乗って借金して軍資金を増やした。
・高レバレッジをかけてしまった。
・負けを認めず追証でさらに借金を増やしてしまった。
スワップ天国から地獄へ
このまま何もしないのも良くないと思い、1,200万円を元手にFXでのスワップ生活に挑戦。
オーストラリアドルと南アフリカランドで運用し、1日だけで2万円ほどの利益を得られて「電卓で20000×365=を叩いて、俺年収730万だよ!」とニヤニヤしていました。
しかし、幸運な時間も束の間、相場は大暴落し為替差益による損失で全ての取引はロスカットで強制決済、さらに追証まで求められ1,340万円の借金を背負うことになってしまいました。
【引用元:2ちゃんねる】
【破産につながったポイント】
・目先の利益に目がくらんで、高スワップのリスクを勉強せずにスワップポイントに手を出してしまった。
FXで破産する人の4つの特徴
体験談を読んでFXで破産するイメージができたと思います。
次はFXで破産しやすい人の特徴を4つ解説します。
①ギャンブル気質な人
②感情的になりやすい人
③自制心が弱い人
④勉強をおこたる人
性格的な部分が大きいため、もし多く該当する場合はFXはいさぎよく諦めることも検討しましょう。
①ギャンブル気質な人
ギャンブル気質な人は破産の危険性が高いです。
なぜなら、FXはハイリスクハイリターンの投資ができてしまうからです。
FXは極論上がるか下がるかの2択で、50%の確率で予測が当たる可能性があり、さらにレバレッジという資金力を数十倍まで上乗せしてトレードできる仕組みもあります。
このようにFXはギャンブラーが好みそうな条件が整っています。
一か八かで当たることはあるかもしれませんが、ギャンブルトレードで一生勝ち続けるのは不可能に近いのは明白です。
ギャンブル好きは、FXの沼にハマりやすく破産予備軍といえます。
②感情的になりやすい人
続いての破産する人の特徴は感情的になりやすい人です。
FXは論理的な分析に基づいて冷静にトレードするのが大前提で、感情は正常なトレードの妨げになります。
例えば、「なんでいつも思い通りにならないんだ」「負けを取り戻したい」といった感情で、カッとなってトレードしてしまう人です。
感情が優先されてしまうとギャンブルのようなトレードになってしまい、最悪破産の道をたどることになります。
③自制心が弱い人
自制心が弱い人は破産になりやすいです。
理由は、自制心が弱いと破産への第一歩である生活費に手を出しやすいからです。
FXは余剰資金で始める投資なので、初めは予算内でトレードするとルールを決めます。
しかし、自制心が弱い人が負けて予算がなくなると「負けを取り戻したい」という思いからルールを破り生活費に手を出します。
一度生活費を使ってしまうと、そのあとはリミッターがはずれたように勝つまで生活費を使い続け、最終的に借金をして破産といったパターンは多いです。
④勉強をおこたる人
勉強をせずにFXに挑む人も破産しやすい傾向があります。
なぜなら、知識があれば防げる大損失があるからです。
例えば、高スワップポイントに釣られて破産した先ほどの体験談、もし高スワップポイントの通貨ペアは為替差益のリスクが高いと知っていたら防げた事例です。
FXの勉強は稼ぐためだけでなく、損失を抑えるためにも欠かせないので真剣に取り組みましょう。
FXで負けてしまう原因5選
FXで破産する原因はトレードではなく、借金してまでFXをする行為が問題ですが、そもそもFXで負けなければ借金をする必要はありません。
そこで、FXで負けてしまう原因を5つ解説します。
【FXで負けてしまう5つの原因】
①損切りができない
②資金管理できていない
③根拠を持ってトレードしていない
④高いスワップポイントを狙う
⑤ビギナーズラックで勘違い
まずは負ける原因を理解して、この後の負けないための対策に進みましょう。
①損切りができない
FX最大の負ける原因が、損切り注文が徹底できていないです。
理由は、「いつか好転するだろう」「含み損が大きすぎるから相場が回復するまで待とう」といった希望的観測から損失を拡大させてしまうからです。
事実「損切りできなかった」は金融先物取引業協会の損失原因調査で損失原因の第1位となっています。
先程の体験談でも、含み損が大きくなりすぎて損切りできず、最終的に破産した話がありました。
損切りできないと大きな損失につながるので注意しましょう。
②資金管理できていない
資金管理とは1回のトレードに使う金額を管理することで、投資金の管理をおこたると大損失につながります。
なぜなら、FXは1回のトレードで全投資金を失う可能性がある投資だからです。
例えば、100万円の投資金全てに高いレバレッジでトレードした時に、相場が急変したら口座資金を失うだけでなくマイナスになる可能性もあります。
大きな資金と高レバレッジによるトレードは、FX定番の失敗パターンです。
③根拠を持ってトレードしていない
根拠が薄いトレードをしていると負けやすいです。
根拠が薄いとは、分析をせずに「なんとなく上がりそう」「さっきは下がったから次は買いだ」といったギャンブルのようなトレードです。
金融先物取引業協会の調査では「根拠が薄いトレード」は敗因の第2位となっています。
FXトレードは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に基づいて勝てる見込みを持ってトレードするのが大前提です。
④高いスワップポイントを狙う
高スワップポイント目的のトレードは、大損失の可能性を秘めています。
なぜなら、為替差益で負けた時のリスクが大きいからです。
高スワップポイントである新興国通貨の通貨ペアは、為替が大きく動きやすい特徴があります。
つまり、為替差益で大損失をする可能性を秘めた通貨ペアです。
代表的な高スワップポイントの通貨は、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソです。
⑤ビギナーズラックで勘違い
FX失敗あるあるで代表的なのが、ビギナーズラックで勝ったことを自分の実力だと思い込んでしまうパターンです。
先述したとおり、FXは極論上がるか下がるかの二択なので、初心者でも勝つ可能性がある投資です。
しかし、ビギナーズラックを実力と勘違いして、大金を注ぎ込み負ける人はたくさんいます。
FXは運だけでは勝てない世界と認め真摯に取り組みましょう。
敗因から学ぶ破産を防ぐたった5つの資産防衛策
先述の敗因から破産を防ぐための資産防衛策を5つ解説します。
①絶対に生活費に手を出さない
②損切りを徹底する
③資金管理の徹底する
④分析に基づく根拠のあるトレードをする
⑤高スワップ通貨ペアを避ける
これら5つの対策を実践できれば破産する可能性はゼロです。
しっかり理解して実践に取り入れてくださいね!
①絶対に生活費に手を出さない
絶対に生活費には手を出さないでください!
一度生活費に手を出すことは、破産への第一歩だからです。
破産までの流れは次の通りです。
【破産までの流れ】
①口座資金がなくなる
②取り返したいから生活費に手を出す
③生活費がなくなる
④生活費を取り戻すために借金する
⑤借りた資金がなくなる
⑥限度額まで借金する
⑦借金する手段がなくなる
⑧破産
人間負けると取り戻したくなる生き物です。しかし、限度を守らないと破産への道をたどります。
FXは余剰資金で取引するものと心に誓い、もし口座資金がなくなったとしても生活費には手を出さず、資金が貯まるまで我慢しましょう。
②損切りを徹底する
損切りの徹底は必須です!
なぜなら、「損切りできない」は破産に直結する敗因だからです。
損切りできない人は、「すぐ戻ってくる」「来週あたりには戻ってくるだろう」など根拠のない感情が勝ってしまいます。
確かに戻ってくる可能性はゼロではありませんが、相場が予測の逆に進んだ時点でその予測はハズレている可能性の方が高いです。
私自身も根拠のない「そのうち予測通りになる」を信じて痛い目に合ってきました。
根拠が希望的観測なだけであれば、いさぎよく諦めた方が良いです。
③資金管理の徹底する
資金管理を徹底して1回あたりの投資額を決めましょう。
目的は1回あたりの投資額を一定の割合に保ち、トレード回数を確保するためです。
FXは一度のトレードで口座資金を失う可能性のある投資ですが、あらかじめ1トレードの投資金の割合を決めておけば、例え失敗したとしても損失を想定内に抑えられます。
おすすめは1トレードの投資金を全投資金の2%に設定する「2%ルール」です。
「2%ルール」なら計算上は50回連続で失敗しない限り生き残れます。
全額突っ込んでのトレードは破産への第一歩です。「2%ルール」で安全に取引しましょう。
④分析に基づく根拠のあるトレードをする
トレードする際は必ず勝てる根拠を持ちましょう。
根拠がないトレードは、上がるか下がるか2択のギャンブルと同じだからです。
トレードの根拠はテクニカル分析やファンダメンタルズ分析によって見つけることができます。
分析すれば必ず勝てるわけではありませんが、仮に失敗してもなぜ失敗したのかという仮説・検証・改善から、さらに精度の高い分析手法を見つけられます。
また、分析をすると損切りラインや利益確定ラインが決まるので、ポジション保有中の立ち回りも明確になるので良いことしかありません。
必ず分析に基づいた根拠を持ってトレードをしましょう。
⑤高スワップ通貨ペアを避ける
高スワップポイントの通貨ペアは避けてトレードしましょう。
理由は、高スワップポイント通貨ペアの為替相場は不安定だからです。
高スワップポイントの通貨は、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどの新興国が多く、経済が安定していないのが特徴です。
これらの国は、通貨の価値が低いため高いスワップポイントで投資家の購買意欲を誘っています。
しかし、その分ネガティブなニュースが流れただけで、相場が大きく変動するリスクも抱えています。
一度の大暴落で為替差益で大損失するだけでなく、体験談でもあったように最悪借金して破産なんてこともあるので、高スワップ通貨は避けた方が賢明です。
実際に破産したらどうすればいいの?
破産したらどうしたらいいの?
弁護士に相談するのが一番です。
ちなみに、実際に破産と判断するのは裁判所なので、まずは弁護士に破産手続きが通る目処があるのか判断してもらいましょう。
自己破産を決めるのは裁判官の裁量です。
弁護士は、債務者(トレーダー)の借金、財産や支払い能力、家族状況、借金をした理由から自己破産処理を行うかを判断します。
もし、自己破産が通る目処があれば、弁護士は責務者の代理人として、裁判官との面談や書類作成など様々な対応をしてくれます。
自己破産費用の相場
自己破産した時の費用相場は80万円から130万円です。
費用は大きく「弁護士への費用」と「裁判所への費用」があります。内訳は次の通りです。
【自己破産の費用相場】
弁護士への費用:約30万円から80万円
裁判所への費用:約50万円
合計:約80万円から130万円
参考元:自己破産の費用総額の相場は?分割払いなど払えない場合の対処法も
思ってたより高い!払えない場合はどうすればいいの?
支払い方法を分割するのが一般的です。
弁護士側も状況を理解しているため、支払い回数や支払い金額についても相談にのってくれる場合があります。
FXで返済できないほど借金を抱えてしまったら迷わず弁護士に相談しましょう。
バルサラの破産確率と計算方法
(参考元:The Risk of Ruin Tables You Should Know)
最後に破産する確率を限りなくゼロにできるバルサラの破産確率を紹介します。
バルサラの破産確率とは数学者のナウザー・バルサラが考案した、破産する確率を数値化した指標です。
上の表がバルサラの破産確率表で、横軸の損益率(リスクリワードレシオ)と縦軸の勝率で構成されています。
バルサラの破産確率表は、1トレードの投資金額の割合によって数値が変化します。上の表は2%の時の表です。
損益率(リスクリワードレシオ)とは?
損益率はリスクリワードレシオとも呼ばれ、勝ちトレードの平均利益額を負けトレードの平均損失額で割った数値です。
この数値が示す意味は損益のバランスです。
【計算式】
平均利益額 ÷ 平均損失額 = 損益率
例えば平均利益額が10,000円、平均損失額が5,000円だったとします。
10,000 ÷ 5,000 = 2.0
つまり、損益率は2.0となります。
損益率は1以上であれば、勝ちトレードの利益が負けトレードの損益を上回っています。
勝率とは?
文字通りのトレードで勝てる確率です。
【計算式】
勝ちトレード数 ÷ 総トレード数 × 100 = 勝率(%)
例えば総トレード20回の10勝10敗としましょう。
10 ÷ 20 × 100 = 50%
勝率50%となります。
バルサラの破産確率の使い方とてもシンプルで、トレーダーが見る部分は「破産確率を0%に保つ」だけです。
破産確率が0%のトレードをしていれば、計算上はリーマンショックのような不運に遭っても生き残ることができます。
破産の確率を可能な限り排除したい人は、ぜひバルサラの破産確率を使ってみてください。
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まとめ
ここまでFXの破産について解説してきました。
最後にこの記事の内容をまとめます。
・絶対に生活費と借金に手を出してはいけない
・FXで破産するのは心の弱さが根本的な原因
・感情をコントロールできない人はFXで失敗しやすい
・返せないほどの借金を抱えた場合は弁護士に相談
記事を読んでFXはトレードの失敗ではなく、生活費や借金に手を出すことが破産の原因であることは理解して頂けたかと思います。
まずは損切り、資金管理、トレードの根拠を持つなど、負けないトレードを徹底しましょう。
仮に口座資金が無くなったとしても、生活費には手を出さないと約束してください。
余剰資金が貯まるまでは書籍やネットなどで知識を蓄えて、一つレベルアップした状態でトレードできるように準備しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
・京都第一法律事務所:「破産」とは、どんな手続きですか?
・加藤法律事務所:FXや株式取引(信用取引)で多額の借金を負ってしまったが,自己破産ができた事例
・金融先物取引業協会:損失原因調査
・自己破産の費用総額の相場は?分割払いなど払えない場合の対処法も
・The Risk of Ruin Tables You Should Know