最近「海外FX」という単語を耳にする方も多いと思います。しかし「海外FX」は違法ではないのか」「日本のFXと何が違うのか」など気になる部分が多いでしょう。そこで株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が、「海外FX」のメリット・デメリットや、日本のFXの違いについて詳しく解説します。
海外FXは違法ではないが…やっぱり勧めたくない理由【プロトレーダーの主張】 ※画像はイメージです/PIXTA

日本と海外の証券会社の違い

日本の証券会社の特徴は、税率は安い、レバレッジは低い、追証があるという3点です。海外FXの特徴は、税率が高い、レバレッジが高い、追証がないという3点です。

 

日本の場合、ロスカットが信用できないため、長期的な運用は危険だと言わざるを得ません。確かに100に99はロスカットがうまく機能するといっても、そんなことには何の保証もないと言わざるを得ません。不意の相場の変動による損害を抑えられないなら意味がないからです。そのため、日本の証券会社での長期的な資金運用は危険です。ポジションは長く持たずデイトレードに徹したほうがいいでしょう。

 

一方で海外FXはどうでしょうか? 一体なぜ海外FXがこれほどまでに推奨されるのか、日本の証券会社と比べ何がそんなにいいのか一見よくわからないかもしれません。しかし、レバレッジが日本の最大25倍に比べて1000倍以上である点は凄まじいの一言に尽きます。

 

25倍だって十分すごいです。どのくらいすごいかといえば、月400Pipsとっていると仮定して、初期資金10万でドル円基準で証拠金5万と仮定としたロット数で運営していくと、1年で総資金が1億に到達します。25倍でそれなので、1000倍となるとその40倍なので途方もないことがわかるでしょう。

 

しかも、万が一ロスカットが発動しなくてもゼロカットにより追証はないわけですから、悪くても証券口座の資金が全部なくなるだけで済みます。少ない資金で大きな資金を獲得でき、かつ借金にならない、海外FXにはこれだけ優れた利点があるということです。

 

まとめ

海外FXのリスクと利点をここまで見てきました。日本の証券会社と比べるとずいぶん違いがあったと思います。

 

そのうえで、では結局のところ海外の業者と日本の証券会社どちらがおすすめなのかですが、やはり日本の証券会社をおすすめします。レバレッジは25倍で十分だし、そもそもロスカットが起こるような資金運用をしなければ、追証の危険性をほぼなくせます。

 

そうはいっても、実際のところ追証ありというのはかなり危険ではあるのですが、税制面で日本の証券会社はかなり優れているので、自己管理を徹底して一発を狙わず長期的な資金形成を目指しましょう。

 

FXはあくまでも投機ではなく投資としておすすめします。

 

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員
 

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