FXをやってみたいけど、どの通貨ペアでやればいいのか分からない……と、興味はあるけど一歩踏み出せない人は多いもの。そんななか、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏は、「FX初心者はドル円がおすすめ」といいます。その理由を紐解いていきましょう。
FXは「ドル円」で始めなさい…プロトレーダーが推す「納得の理由」 ※画像はイメージです/PIXTA

「ドル円」が変動しやすいときもあるので注意

基本的にドル円は安定した動きを見せていますが、変動しやすい例外もあります。もっとも最近の急変動といえば、コロナショックによる相場の急変動で、常識外の動きを一月わたって行い、結局その後安定化に向かった経緯があります。これよりもっとひどいのがリーマンショックで、コロナショックなど非にならない桁違いの大変動が起こりました。歴史に刻まれる大きな変動と言えます。

 

これらのショックにより、大損をしたトレーダーは多くいるでしょう。しかしご安心ください。デイトレードならば、こういった不意の相場の変動に耐えれるだけの仕組みを持っています。リスクを限りなく低い状態で行うのがデイトレードの特徴です。これら、歴史的な相場の変動以外にも、相場が変動しやすい時期があります。それらを見ていきます。

 

夏枯れ相場と正月休みによる相場の変動

夏休みと正月休みには注意しなければなりません。薄商いといって相場の参加者が少なくなり、その分ふとしたことで相場が変動しやすくなります。

 

どういうことかというと、相場の参加者が多ければ一部のトレーダーによる相場の操作がしにくくなりますが、夏休みとか正月休みのような薄商いでは、相場の操作がしやすくなったり、ふとした出来事で相場が荒れやすくなります。それとは逆にまったくの無風でまったく動かなくなることもあります。

 

正月休みといえば記憶に新しいのは、2019年1月3日のフラッシュクラッシュで400Pipsもの大変動が起こりました。勿論逆に稼ぐチャンスでもあるのですが、そういった投機的な思考は基本的にはおすすめできません。長期的な資産の形成としてFXを行い、投機的ではなく投資として着実に資産を積み上げていくことをおすすめします。

 

まとめ

ドル円はFX入門として適した通貨ペアです。FXは怖いものとも考えられがちですが、知識を手に入れてきちんと運用していけばむしろ危険が少ない投資です。今回のドル円についてだけでも、かなりの特徴があり、それによって取るべき戦略・戦術は変わってくることは間違いがありません。

 

何事も知識と経験がものをいうものですが、投資であってもそれは同じで、むしろ投資であればこそそれらはとても大事です。なぜなら、投資の場合お金が減ることもあり得るからです。お金を減らすリスクを減らすためなら、時間を費やしてスキルを磨いていっても惜しくはないはずです。

 

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員
 

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