理由①「ドル円」は圧倒的に「手数料」が安い
ドル円は手数料が安いです。これに勝る説得力はなかなかありません。海外の証券会社はまた別になってきますが、日本の証券会社で取引する場合圧倒的に手数料が安いです。手数料のことをスプレッドというのですが、ドル円は大体0~0.3Pips以内に収まっていることが多いです。
0なこともあるの?と思うかもしれませんが、そういうこともあります。ではほかの通貨ペアはどうなのでしょうか?他の通貨ペアはドル円に次いで安いユーロドルが0.4Pips~で、その他の通貨ペアはもっと高く、1Pips以上のものもざらにあります。
理由②「ドル円」は相場の動きが安定、かつ動きがある
円は非常に強い通貨で安定した相場の動きをするのが特徴です。安定するといってもまったく動かず相場の参加者が少なかったらそれはそれでトレードにはなりません。
マイナーな通貨ペアの場合は相場の参加者が少なく相場が動かないためトレードになりにくいし、国際情勢にもろに影響を受けて急上昇や急下落を起こしやすいです。テクニカル分析でトレードする場合、こういった相場は歓迎はされません。ドル円は流通量がとても多いのでそういうこともなく、常に動きがありかつ急変動しにくい特徴があるのです。
しかし、ここでおかしいと思う人もいるかもしれません。「流通量が多いなら相場は変動しやすいのではないか?」と。それでもドル円が急激に変動しない理由は、通貨の信頼度が高く、大量に変われたり大量に売られたりすることが少ないからです。
実は意外に思う方もいるかもしれませんが、お金の価値は一定ではありません。絶えず変動しています。なので価値が変動しにくいドルとか円でお金を持っておくのはリスクが低いのです。投資対象としてトレードを行うのがトレーダーですが、リスク回避のためにドルや円のまま持っておくという方法をとっている人もいます。
ドル円が安定しておりかつ動きがある通貨ペアであることはわかりました。では逆に変動しやすい通貨ペアは何でしょうか? 代表的なものを紹介します。
最も動きやすい通貨ペアはポンドドルなどのポンド絡みです。ポンドは投資家のための通貨としてもっとも好まれており、急激に揺れ動く相場となっています。次点で、ドルとユーロと続いていきます。ユーロドル・ユーロ円などもかなり動きやすい相場となっています。
これら紹介した通貨ペアは動きは激しいもののテクニカル分析の範疇でトレードできるものばかりですのでご安心ください。
ドル円は三大市場である東京・ロンドン・ニューヨークのいずれも動く
円がらみの通貨は、東京時間であっても大きく動く可能性がある珍しい通貨です。通常相場が大きく動くのはロンドン時間・ニューヨーク時間の二つなのですが、東京時間は円がらみの通貨ペアが動きやすいためチャンスが多いです。とはいえ朝からトレードすることになるので、人を選ぶことも事実ではあります。
ドル円は動きが安定しているため手堅い手法を取りやすい
デイトレーダーは波を取る仕事ではあるのですが、実際のところ波の予兆を感じ取り波に乗り切るには一定のスキルと経験はどうしても必要となってきます。しかし、ドル円は一定の値の間をいったりきたりすることがあり、安定していてかつ動きがあるため、大きな波の動きをとらえなくても、視覚的に分かりやすいトレードができる利点があります。