3度目の司法試験への挑戦が報じられている小室圭さん。そこで不安視されているのが、ニューヨークでの生活費。弁護士の年収があっても、一般的な生活しかできないといわれている、世界でも物価の高いニューヨークでの生活に、さらなる追い打ちがふたりを襲っています。みていきましょう。
小室圭さん・眞子さん夫妻…とりあえず「日本への帰国」を勧められるワケ

ニューヨークでの生活費、年間50万円以上増加!?

しかし、皇族費とはいえ元々は私たちの税金であり、多額の警備費もかかっているという状況に、ふたりのニューヨーク生活に対しては常に批判がつきまといます。

 

さらにここにきての物価高……ニューヨークでの生活は金銭的に厳しさを増しています。

 

米国・労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)は、前月比プラス1.2%と、2005年9月以来で最高値となりました。また前年比ではプラス8.5%で、こちらも1981年12月以来で最高値。さらにニューヨーク市では前年比6.1%増と、1991年2月以来の最高値を記録しました。

 

CPIの3分の1を占める家賃をみてみると、前月比プラス0.5%、前年比プラス5%と、1991年5月以来の最高値。生活費の上昇幅が賃金の上昇幅を上回っているため、実質賃金は前月比マイナス0.8%、平均週給は前年比でマイナス3.6%。統計開始以来で最大の下落率となっています。

 

サプライチェーン問題、世界的な消費需要の増加、さらにウクライナ戦争による食糧やエネルギー市場の影響……食料品やエネルギー価格の上昇が落ち着く兆候は見られず、『ブルームバーグニュース』では、ニューヨーク州民の生活費は今年約5,200ドル増えると予想しています。

 

英誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた2021年の「世界で最も生活費の高い都市ランキング*」では、ニューヨークは世界で6番目に生活費が高い都市。日本からは大阪がランクインしているものの、東京はランク外。さらに近頃の円安により、日本の都市は実質、順位はさらに下、というのが感覚でしょう。

 

*世界173都市で200以上の商品、サービスの価格を調べ、ニューヨークを基準に生活費を比較したランキング

 

【世界の生活費2021】

1位:テルアビブ

2位 :パリ

2位:シンガポール

4位:チューリヒ

5位:香港

6位:ニューヨーク

7位:ジュネーブ

8位:コペンハーゲン

9位:ロサンゼルス

10位:大阪

 

出所:エコノミスト・インテリジェンス・ユニット

 

日本でも物価高が問題になっていますが、米国ではそれ以上。「ただでさえ色々とお金がかかるのに、わざわざ物価の高いニューヨークで暮らさなくても」。帰国を勧める声が日に日に大きくなっていきそうです。