ガソリン高騰に、岸田総理「補助金引き上げ」
ガソリン価格の高騰がとまりません。資源エネルギー庁『石油製品価格調査』によると、4月20日時点、レギュラーガソリンの価格は173.5円月L。前週から0.5円の値下がりとなったものの、1月24日に170円月Lを突破して以来、高止まりしています。
【2022年「レギュラー現金価格」の推移】
1月4日:164.7円/L
1月11日:166.5円/L
1月17日:168.4円/L
1月24日:170.2円/L
1月31日:170.9円/L
2月7日:171.2円/L
2月14日:171.4円/L
2月21日:172.0円/L
2月28日:172.8円/L
3月7日:174.6円/L
3月14日:175.2円/L
3月22日:174.6円/L
3月28日:174.0円/L
4月4日:174.1円/L
4月11日:174.0円/L
4月18日:173.5円/L
出所:資源エネルギー庁『石油製品価格調査』より
これを受けて、岸田総理は4月26日、ガソリン1L当たりの基準価格を当面168円に引き下げ、また補助金の上限を1L当たり25円から35円に引き上げることを表明しました。また仮にガソリン価格が200円を超えても、ガソリンスタンドの価格は、当面168円程度の水準に抑制する」と強調しました。
ただこの政策の効果については、懐疑的な見方も強くあります。というのも、今回のガソリンをはじめとした資源高は、主にロシアによるウクライナ侵略によるもの。現在の戦況を見る限り、問題が長期化することは明白で、抜本的な解決にはならないだろうというのです。
このような状況に対し、私たちができる防衛といえば、できるだけエネルギーの使わないライフスタイルへの転換だといえるでしょう。いまの生活に無駄はないか確認し、徹底的に排除するしか手立てはありません。
ガソリンを多く使うものといえば自動車。燃費のよいものであればあるほど、このガソリン高を乗り越えることができるでしょう。
国土交通省では燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表。「燃費の良い乗用車*」を発表しています。
*燃費=1Lの燃料で自動車が走行する距離であり、型式指定審査において取得する国土交通省審査値。対象車両は、ガソリン自動車、ハイブリッド自動車、ディーゼル自動車、LPガス自動車