ランニング後、突然痛みが…どう対処すればいい?
走り終わったあと、股関節の周辺に痛みが生じた場合は、どうしたら良いのでしょうか。急性の痛みの場合は、保冷剤で冷やして痛みを取り除くのが鉄則です。
ただし、慢性的に痛みが継続する場合は、冷やすとかえって悪化することもあるので、その場合は早めに整形外科を受診しましょう。また、テーピングなどで痛む部分を固定して、動きを安定させるのも良いでしょう。
まずは、ランニングの頻度と量を見直そう
「痛みがある場合、走るのをやめたほうがいいの?」という質問をよく聞きます。特に、走ることが習慣化していて、「定期的に走らなければ気持ちが悪い」と感じるような人は、痛みを我慢してでも、つい走ってしまうかもしれません。
もし、股関節の周辺の筋肉が軽い炎症を起こしている程度なら、走る量や頻度さえ気をつければ、ランニングを継続しても構いません。普段より走る距離を短くしたり、ペースを落としたりして、股関節にかかる負荷を減らしながら、ランニングを継続しましょう。
ただし、走ったあとのケアをしっかりおこない、足をしっかり休ませることも忘れないようにしましょう。
足に合わないシューズは全身のトラブルの原因に
ぜひ、見直してほしいのが「シューズ」です。ランニングにおいてシューズは非常に大切な存在で、足に合わないシューズを履いてランニングすると、脚に負荷がかかるばかりか、腰痛や肩こりなど、全身のトラブルにつながることもあります。
ランニングで使用するシューズは、価格やデザイン、ブランド名などで選ぶのではなく、必ず試着して選ぶこと。特に大切なのは、クッション性が高いものを選ぶことです。クッション性が高ければ、足裏にかかる衝撃が吸収され、股関節への負荷が減少します。
また、ランニングのレベルによっても適切なシューズが変わってくるので、できればシューフィッターなどの専門家に選んでもらうことをおすすめします。