「億り人」という言葉が一般的になったのは仮想通貨の投資がスタートだとされていますが、FXの世界にも億り人はたくさん存在します。FXというと破産して人生が破滅してしまった人の話を耳にするケースも多いかもしれませんが、むしろあらゆる投資の中で最も億り人が発生しやすい投資だと言えるでしょう。ではFXトレードで億り人になるためには何が必要なのか、みていきましょう。
FXで「億り人」になった人は多いが…必要となる「資金額」の条件 ※画像はイメージです/PIXTA

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FXで億り人になるための条件とは

FXで億り人になるための条件を紹介する前に、まずは億り人の定義について紹介しましょう。

 

「億り人」というのは、「投資によって資産1億円を築いた投資家」を指していて、FXトレーダーの場合は「億トレ」と呼ぶこともあります。簡単に言えば、投資をして大儲けをしたことで資産が1億円をオーバーした人とイメージすれば良いでしょう。

 

FXのプロトレーダーのように「年間で1億円以上を稼ぎ続ける」というような条件ではなく、一時的に資産が1億円を超えれば条件達成となるので、その点が大きな違いです。

 

FXトレードは宝くじとは違いますので、億り人になるためにはある程度の資金と投資期間の2つが必要となります。そのため、ある日突然「総資産が1億円を超えた!」となるわけではないので、その点に関しては注意してください。

FXで億り人になるために必要な資金について

それでは、FXで億り人になるための必要な条件の1つ目として「どれくらいの資金が必要なのか?」ということについて紹介していきましょう。言うまでもないことですが、投資資金が多ければ多いほど億り人になれる可能性は高まります。

 

ゴールラインは「総資産が1億円を超えること」なので、資金が9,000万円の人の場合は残り1,000万円となりますが、資金が100万円だと残りは9,900万円必要です。

 

また、投資をした際の利益率で考えてみても、資金が9,000万円だと11%~12%もあれば到達できる目標ですが、100万円の場合だと1万%という利益率を叩き出さなければならないので、その点も考えたほうが良いでしょう。

 

投資に必要な資金を貯める際の大きな勘違い

投資をするためには資金が必要なので、投資用の資金を貯めなければいけません。

 

しかし、必要な資金について勘違いしている人が多く、初心者の方ほど多額の資金を貯めてから投資をスタートするというケースが目立ちます。

 

現在も第一線で活躍しているFXプロトレーダーの場合は、少額の資金からスタートして莫大な資金を築いたケースがほとんどで、億り人になるために多くの資金が必要だということは大きな勘違いだと認識してください。

 

よくある勘違いとしては、「毎月コツコツと貯金をして一定額になったら投資をスタートする」とか、「退職金をすべて投資しよう」というような考え方です。

 

投資の種類の中でも、たとえば不動産投資をするというようなケースではスタート地点から多額の資金が必要となりますが、FXの場合は極論を言えば数千円もあれば始めることが可能です。

 

「トレードに慣れる」という目的ならばデモトレードが充実しているので、0円から勉強することもできます。実践に勝る経験はありませんので、まずは少額から投資をスタートすると良いでしょう。

 

少額からスタートするメリットとしては、「失敗したとしても被害が少ない」とか「経験値の少ない初心者の間に必要な失敗ができる」ということが挙げられます。

 

「投資」と「貯金」を両立させることが大切

上記でも少しだけ触れましたが、「貯金をしてから投資をする」というのは間違いです。もちろん、「貯金をしないですべてを投資する」というのも間違いなのでその点に関しては注意してください。

 

「貯金」は、いざというときのために現金を残す手段となっていて、病気や怪我などによって収入が途絶えたり、家族に何かがあったりした場合の資金となります。

 

しかし、必要以上の貯金は投資効率を考えると不必要なものとなっていますので、億り人になろうと考えている場合は、「投資」と「貯金」を両立させることが重要です。

 

たとえばですが、普段の収入から一定の金額を貯金していたとします。月に1万円なのか3万円なのか10万円なのかというのは収入や生活環境によって異なると思われますが、貯金をしている人の場合は毎月一定額を貯めるという傾向があります。そこで、今まで貯めていた金額の半分もしくは10分の1でも良いので、その金額を投資に回すことで、投資の経験値を貯めながら貯金をするということが可能になります。

 

FXトレードの場合は、月に数千円の金額でも始めることができるので、FXとはどのようなものか知りたいと考えているのならばオススメな方法でしょう。