内閣府では、昨年9月30日から11月7日にかけて行った『外交に関する世論調査』の結果を公表しました。最新の海外の国々に対する国民感情についてみていきましょう。
日本人「中国」や「韓国」を嫌っても、決して軽視はできない【内閣府世論調査】 (※写真はイメージです/PIXTA)

アメリカ、ロシア、中国、韓国、インド…これらの国との関係は重要ですか?

この5ヵ国について、今後両国の関係が発展することが「重要か、重要ではないか」たずねたところ、「重要」の回答が最も多かったのが「アメリカ」で98.2%、最も少なかったのが「韓国」で、それでも62.1%でした。

 

■アメリカ

「重要だと思う」98.2%「重要だと思わない」1.5%

■ロシア

「重要だと思う」73.1%「重要だと思わない」26.4%

■中国

「重要だと思う」78.7%「重要だと思わない」20.9%

■韓国

「重要だと思う」62.1%「重要だと思わない」37.4%

■インド

「重要だと思う」84.4%「重要だと思わない」15.0%

 

世界でも存在感を発揮する5つの国。アメリカに対しては多くが好印象であり、両国の関係性を重要視する傾向にあります。一方で中国や韓国に対しては悪印象でありながらも、両国の関係性は重要という声が目立ちました。

 

最近、中国に関しては度重なる領海侵犯や人権問題、韓国に関しては元徴用工問題や慰安婦問題など、どうしても負の感情を抱かざるを得ない外交問題がクローズアップされています。

 

しかし経済的にも強い繋がりがあり、人間関係のように「嫌いだからもう付き合わない」とはできないのが外交の難しいところ。これ以上、悪化だけはしないことを祈るばかりです。