オミクロン株が急拡大し、いよいよ他人ごとではなくなったと危機感をつのらせる人も多いでしょう。会社員であれば「もし感染したら仕事は……」などという心配も。新型コロナ感染症に関して会社員が抱きがちな悩み・質問に対して、国はどのように回答しているのか、みていきましょう。
新型コロナウイルス感染症に感染…会社員「仕事はどうなる?」に国からの回答 (※写真はイメージです/PIXTA)

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新型コロナウイルス感染症…新規陽性者の増加がとまらない!

2020年1月16日。神奈川県で新型コロナ感染症の感染者が初めて確認されてから、早くも2年。猛威をふるうオミクロン株によって、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者は1月22日に5万人を超えました。重症者リスクはデルタ株ほどではないとされていますが、感染者の絶対数が増えているので、重症者も増加傾向にあります(図表1、図表2)

 

出所:厚生労働省
[図表1]新型コロナウイルス感染症 新規陽性者数の推移 出所:厚生労働省
出所:厚生労働省
[図表2]新型コロナウイルス感染症 重症者数の推移 出所:厚生労働省

 

 

オミクロン株はいまのところ重症者リスクが低いということから、「インフルエンザのようなもの」、という楽観論も聞こえてきます。しかしコロナ禍以降、すっかりインフルエンザの話題が耳に入ってこないので、実際はどれほどのものなのか、イメージがつかないでしょう。

 

例年インフルエンザ感染者数は、国内で推定約1,000万人。また年間でインフルエンザによる死亡数は、2000年以降、214人(2001年)〜1,818人(2005年)で、インフルエンザ関連死も含めると、約1万人と推計される、とされています。

 

この結果をみて、やはりオミクロン株はインフルエンザと同じようなものと、楽観的になるのでしょうか。そもそも季節性インフルエンザと、新型コロナウイルスでは、統計・調査の方法も対応も異なりますし、季節性インフルエンザには治療薬もあります。そのような疾病と、同じベクトル上で比較できるものではないかもしれません。

もし新型コロナウイルス感染症に感染したら…疑問に回答

まだ未知のことばかりで、感染の収束の目途がみえてこない新型コロナウイルス感染症。オミクロン株の感染力は、これまでのものとは比べものにならず、身近な人も罹患したという人もたくさんいることでしょう。

 

――いつ自分がかかるかもしれない

そういう思いがよぎるのと同時に、「そのとき、仕事はどうすればいいんだろう……」などと、さらなる不安に襲われる会社員も多いでしょう。そこで新型コロナウイルス感染症の疑問に対する国からの回答を、厚生労働省のホームページからみていきましょう。