FXトレードで勝つためには勉強や経験も必要となりますが、プロでも重要視しているのが「感情のコントロール」です。熱くなったり投げやりになったりしている状態でトレードをしても、安定した成績を残すことはできません。
「次こそは勝てる!」という根拠のない自信を…FXで「負ける人」の残念な思考【プロFXトレーダーが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

自分自身のメンタルを精神論で解決しない

FXトレードに限らず「自分のメンタルを強化しよう!」と考えた際に、精神論で解決しようとする人は非常に多いです。「頑張る=なんとかなる」と考えている人は間違いに陥りやすいです。精神論で解決しようとしている時点で冷静な判断ができていません。

 

メンタルが不安定になっている際、意外と効果的なのが「原因から離れる」というものです。逆効果に思えるかもしれませんが。

 

サラリーマンなどで職場にメンタルを不安定にさせる原因がある場合は、生活のこともあるので休職するのは難しいでしょう。しかし、FXトレードが原因でメンタルが不安定になっている場合は、2~3日でも良いのでトレードを休むのが効果的です。

 

その他にも、トレードをしないでFXに関する知識を集めるのも良いでしょう。

 

また、トレードが成功すると少しの自信を取り戻すこともできますので、デモトレードなどを活用して自分の考えた理論が正しいのか検証するのもオススメです。もちろん、体調が悪い状態だと自然とメンタルも不安定になりますので、健康的な生活をするということも大切です。

 

メンタルが不安定になった場合には精神論で解決するのではなく現実論で解決することが重要なので、この点を忘れないでください。

リスク管理の徹底がメンタルを管理することに繋がる

「メンタルを管理する」とか「メンタル強化をしよう!」と考える人は多いですが、やはり精神的な部分が大きいので、日常の行動やその日の気分によって左右されがちです。同じ出来事が起きた場合でも、気分の良いときだと気にしなくても、気分が落ち込んでいるときだとダメージを大きく受けることもあるでしょう。

 

このように、メンタルがその日の気分によって左右されるのはFXトレードにおいて大きなマイナスとなりますので、気分に左右されないトレード方式を実践することが大切です。

 

FXトレードをしている際にメンタルが不安定になる理由の大半は「トレードに失敗する(マイナスになる)」ということが挙げられます。

 

失敗をあらかじめ想定していれば、精神的なダメージは軽減され、さらに冷静に分析することができ、次に同じ失敗をすることは無くなります。そのためにはキッチリとリスク管理をすることが重要です。リスク管理を徹底していればメンタルを管理することにも繋がります。

 

リスク管理をする方法については人それぞれですが、「イチかバチかのトレードをしない」ということが大切でしょう。

 

FX投資というのは、自分が投資をした金額に応じて利益額が変動する投資なので、大きく儲けようとして自分の資金の限界を超える投資をしてしまうと1度の失敗で破産してしまいます。

 

これは特に初心者が陥りやすい間違いとなりますので、まずは少額で少しずつ投資をすることが大切です。

 

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員

 

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