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コロナ禍で外食機会急減で支出も大幅減
新型コロナ感染新規感染者が低水準で推移する昨今。オミクロン株への不安もありますが、緊急事態宣言下ではなかなか行けなかった外食を楽しんでいる、という人も多いのではないでしょうか。
総務省『家計調査』で2000年代の家計収支をみていくと、2000年代、消費支出に対して外食費が占める割合は4%後半、コロナ禍前においては5%台と高めに推移していました。しかし昨年、コロナ禍では3.9%と急落。多くの人が外食を控えたことが、家計収支からも明らかです。
【消費支出に占める「外食費」の割合】
2000年 173,430円(4.6%)
2001年 165,943円(4.5%)
2002年 167,804円(4.6%)
2003年 161,659円(4.5%)
2004年 163,349円(4.5%)
2005年 161,312円(4.5%)
2006年 159,675円(4.5%)
2007年 164,860円(4.6%)
2008年 164,893円(4.6%)
2009年 161,314円(4.6%)
2010年 160,230円(4.6%)
2011年 154,549円(4.6%)
2012年 157,668円(4.6%)
2013年 165,246円(4.7%)
2014年 166,737円(4.8%)
2015年 169,626円(4.9%)
2016年 168,067円(5.0%)
2017年 168,646円(5.0%)
2018年 171,571円(5.0%)
2019年 176,917円(5.0%)
2020年 129,726円(3.9%)
出所:総務省『家計調査』より作成
2020年、外食費のトップは「東京都」で年間18万円超
同じく、総務省『家計調査 家計収支編』(2020年)で都道府県ごとに外食費をみていきましょう。最も外食にお金をかけているのは「東京都」で、年間18万6,028円。第2位は「岐阜県」で16万2,214円。「埼玉県」「愛知県」「滋賀県」と続きます(関連記事:『【2021年】都道府県「外食費」ランキング』)。
一方、外食にお金をかけないのが「青森県」で、年間8万6,280円。続くのが「愛媛県」で8万7,265円。「福島県」「長崎県」「山口県」と続きます。
1位「東京都」と47位「青森県」では倍以上の開きがありました。また飲食店の多い大都市圏が上位の傾向がありますが、そのなか「岐阜県」の外食好きが際立ちます。
また外食費と年収の相関係数は「0.67」。強い正の相関関係にあるといえます。「お金があるから外食する余裕がある」といったところのようです。