【関連記事】会社員の平均年収436万円…30年で「韓国は92%増」で「日本は2%増」の衝撃
コロナ禍で会社員の給与は前年比マイナスを連発も回復の兆しが…
2020年、新型コロナウイルス感染症により、給与にも大きく影響があった、という人も珍しくないでしょう。厚生労働省『毎月勤労統計調査』によると、2020年、会社員(一般労働者)*の平均月収(現金給与総額)は41万7,475円。前年比98.2%と、コロナ禍の影響が反映された結果となりました。
*常用雇用者5名以上企業が対象
【常用雇用者数別「会社員」の平均月収】
「5人以上」41万7,475円
「30人以上」45万1346円
「5~29人」36万0,684
「30~99人」40万1,036
「100~499人」44万4,774
「500人以上」53万3,337円
厚生労働省『毎月勤労統計調査』(2020年)
※調査産業計、男女計、一般労働者
月別に給与をみていくと、2020年3月に前年同月比99.99%となって以来、2021年3月まで、13ヵ月連続前年比マイナスを記録しました。同年4月に前年比101.06%となってからは、前年比プラスが続き、コロナ禍による給与減に歯止めがかかった印象です(関連記事:『「会社員の平均給与」2019年~2021年月別推移』)。
【2021年「会社員の月収」】
2021年1月 35万2,172円/98.23%
2021年2月 34万3,946円/99.43%
2021年3月 36万7,069円/99.98%
2021年4月 35万8,768円/101.06%
2021年5月 35万3,189円/102.15%
2021年6月 59万3,271円/100.35%
2021年7月 49万2,211円/101.28%
2021年8月 35万6,007円/101.24%
2021年9月 34万8,787円/100.72%
2021年10月 35万0,609円/100.87%
厚生労働省『毎月勤労統計調査』(2021年)
※調査産業計、男女計、一般労働者
※数値左:月収(現金給与総額)、数値左:前年同月比