行動制限の解除で、飲食店でお酒を楽しめる日常が戻ってきました。そんなお酒の消費額のランキングから地域性をみていきましょう。
都道府県「お酒の消費額」ランキング…1位「北海道」、47位「和歌山」の2倍も出費 (※写真はイメージです/PIXTA)

ビール、発泡酒、ワイン、ウイスキー…種類別の都道府県ランキングを発表!

さらにジャンルごとにもみていきましょう(関連記事:『都道府県「酒消費額」ランキング…ビール・ワイン・焼酎・チューハイなど、部門別1位は?』)。

 

まずは「ビール」。トップは「北海道」で1万8,269円。「秋田県」「大阪府」「滋賀県」「神奈川県」と続きます。北海道といえば、大手ビールメーカーの工場があり、できたてのビールとジンギスカンが楽しめるスポットは、観光客だけでなく地元民にも人気。ビールの消費量が全国1位というのもうなづけます。

 

続いて「発泡酒」や第三のビールといわれる「ビール風アルコール飲料」。トップは「高知県」で1万8,645円。「大阪府」「青森県」「鳥取県」「北海道」と続きます。「高知県」はビールでは34位で年間9,301円。四国4県はすべてビールの消費額は低い傾向にあります。

 

「清酒」のトップは「秋田県」で1万1,221円。「新潟県」「福島県」「富山県」「宮城県」と続きます。原料となる米の生産地として有名な地域が上位に名を連ねています。

 

一方「焼酎」のトップは、焼酎ブームの火付け役的存在である「宮崎県」で1万3,885円。続くのが「鹿児島県」「熊本県」「大分県」と、南九州地方が上位を独占しています。

 

ワインのトップは「東京都」で9,135円。「山梨県」「奈良県」「埼玉県」「千葉県」と続きます。首都圏が上位を占めるなか、日本ワインの生産地として有名な「山梨県」が第2位にラインクインしています。

 

最後に「ウイスキー」。トップは「北海道」で1万8,269円。「青森県」「山梨県」「神奈川県」「三重県」と続きます。連続テレビ小説「マッサン」で有名になった北海道のウイスキー。コロナ禍前、その蒸留所は訪日観光客からも人気のスポットになっていました。

 

地域性が色濃く出る、お酒の都道府県ランキング。人気のお酒は地域によってさまざまですが、今年も残すところ、あとわずか。安心して好きなお店で好きなように楽しめることを願うばかりです。