行動制限の解除で、飲食店でお酒を楽しめる日常が戻ってきました。そんなお酒の消費額のランキングから地域性をみていきましょう。
都道府県「お酒の消費額」ランキング…1位「北海道」、47位「和歌山」の2倍も出費 (※写真はイメージです/PIXTA)

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コロナ禍で「家飲み」が増加…お酒の消費額も大きく上昇

新型コロナウイルス感染症による行動制限も解除され、徐々に日常を取り戻しつつある昨今。「やはり、外でお酒を飲むのは最高!」と、飲食店での飲食を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

 

約2年に渡るコロナ禍。店でお酒を楽しむ機会は減りましたが、その分、「オンライン飲み会」に代表されるように、自宅でお酒を楽しむことが増えて、逆にお酒の量は増えた、という人も。

 

総務省『家計調査』によると、2020年、お酒の消費額は全国平均1ヵ月で3,700円、年間で4万4,400円。それに対して外食は月9,587円、年間11万5,044円でした。

 

コロナ以前の2019年、お酒の消費額は月3,184円、年間3万8,208円。外食は月1万2,726円、年間15万2,712円。外食のうち、どれくらいがお酒を伴うかはわかりませんが、「外がダメなら自宅で」という愛飲家が増えた1年だったといえそうです。

 

行動制限解除により、今年は忘年会も以前ほどではないにしろ増えそうな気配。お酒を飲む機会も増えそうです。

「酒消費額」…トップは「北海道」で年間6万3,985円

色々とストレスがたまる日常。その発散のためにも、お酒は欠かせない、という人も多いでしょう。都道府県別にみてみると、最もお酒の消費額が多いのは「北海道」で、年間6万3,985円。平均値よりも2万円も高い消費額でした。続いて「青森県」が6万1,275円。「秋田県」「神奈川県」「新潟県」と続います(関連記事:『都道府県「酒消費額」ランキング…ビール・ワイン・焼酎・チューハイなど、部門別1位は?』)。

 

一方でお酒の消費額が少ないのが「和歌山県」で3万0,007円。「茨城県」「三重県」「岡山県」「長崎県」と続きます。傾向として、東日本、さらには北日本で消費額が多い傾向にあるようです。

 

【都道府県「年間酒消費額」上位10】

1位「北海道」63,985円

2位「青森県」61,275円

3位「秋田県」59,331円

4位「神奈川県」57,969円

5位「新潟県」54,684円

6位「富山県」52,967円

7位「大阪府」52,830円

8位「東京都」52,556円

9位「奈良県」51,582円

10位「山梨県」51,499円

 

出所:総務省『家計調査家計収支編』2020年より作成