FXに興味を持ち、インターネットで検索をすると、毎日のようにFX会社の広告を見るようになります。広告の内容は各社異なりますが、基本的に、悪いイメージを抱かせることは一切掲載されていません。しかし、その内容を信じて利用すると痛い目にあってしまうことも。本記事では、日本のFX会社が受けた行政処分について見ていきましょう。
「虚偽広告で行政処分」…“悪い噂の多いFX業界”での酷いトラブル事例 ※画像はイメージです/PIXTA

泣き寝入りするしかない…「海外の業者」の酷い実態

FXのプロトレーダーは海外のFX業者を利用するケースが非常に多いですが、その理由には「海外の業者のほうが日本の業者に比べてレバレッジの倍率が高いため」ということが挙げられます。

 

優秀なトレーダーは海外の業者を利用しているために、日本国内のFX会社を利用していて安定したプラスを出している人が続々と海外の業者を利用するケースが増えています。

 

しかし、本当に「自分が利用しようとしているFX業者は信用できるのか?」ということへの危機意識は、常に忘れないようにしたいものです。

 

日本国内のだけでも数多くの企業が行政処分を受けている業界です。海外のFX業者を利用してもトラブルが発生しないと言えるでしょうか。

 

海外のFX業者の中には日本国内の業者よりも悪質な業者があり、大きなマイナスを被ってしまうことがあります。トラブルを避けるためにも、利用する業者はキチンと選ばなければなりません。ここからは海外業者で起きることの多いトラブルを見ていきましょう。

 

出金に関するトラブル

 

海外のFX業者を利用する際に最も多いトラブルが「出金に関するトラブル」です。

 

預けたお金が出金できなくても、日本人は「海外の業者だから出金までに時間が掛かることが多いのだろう」というように楽観的に捉えてしまうことが多いのですが、実際には「出金拒否」という深刻な事態となっていることがままあります。

 

「出金拒否」とは、業者がトレーダーの出金申請を拒むことをいいます。

 

口座を開設し、プラスを出していたとしても、手元に現金として出すことができなくなってしまうということです。その理由には、そもそも使うことができない銀行をトレーダーが登録していたが、業者も告知をしていなかった、ということなどが挙げられ、泣き寝入りするしかないことも多くなっています。

 

始めから詐欺をするつもりで運営を利用している業者

 

また「始めから詐欺を働くつもりの業者」も存在します。こちらに関しては、何の知識も持っていない一般ユーザーからすると避けることは非常に難しいです。

 

業者側は始めからユーザーを騙すつもりで勧誘しているので、その業者でFXを始めた時点で残念ながら詐欺の被害にあっているということになります。

 

このタイプの特徴としては、「取引をしてマイナスになった場合はキチンとユーザーに請求をする」ということと「プラスになった場合は出金を拒否する」という2点が挙げられます。

 

どちらの場合でもユーザーのポジションで考えると「お金を入れることがあっても出すことができない」という状況になるのでマイナスしかありません。このような業者に引っ掛からないためには、キチンと情報収集をして多くの日本人が利用しているFX業者を利用するのがオススメです。

 

また、もちろん、海外のFX業者を利用する前に日本国内のFX会社で安定したプラスを出せるようになってからでないと、マイナスになる可能性は高くなります。

 

まとめ

 

今回はFX業界で過去にあった事件について紹介しました。

 

FX業界では国内・海外を問わずに様々な事件があり、その多くでユーザーが不利益を受けています。

 

特に海外のFX業者では出金に関するトラブル報告が多くあります。自分が利用するFX会社については十分に吟味しなければいけません。

 

そしてもちろん、「日本国内のFX会社だから安全だ」というわけでもありません。海外のFX業者からユーザーが受ける不利益に比べるとかなり軽いものですが、デメリットがあることには変わりないので、慎重にFX会社を選ぶようにしてください。

 

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員

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