「テクニカル分析」と「ファンダメンタル分析」をバランスよく利用する
FXのプロトレーダーはファンダメンタル分析だけとか、テクニカル分析だけというような分析方法は使用していません。確かに、どちらかの分析方法に偏るということは多いですが、まったく使用しないということは考えられませんので、2つの分析方法を駆使して差益を得ています。
ポイントとなるのが、「自分がどのようなスタイルで取引をするのか?」という部分になっていて、取引スタイルによって主に使用する分析方法は異なります。
そのため、まずは自分がどのような取引をしてFXで利益を出したいのかということを深く考えることが大切です。
初心者の場合、あれもこれもやりたいと考えて、色々な方法でトレードに参加してマイナスになることで心が折れてFX取引を辞めてしまう人が多くなっています。これは当たり前のことですが、色々なことに手を出そうとすると、その分だけ身につけなければならないスキルや知識が多くなりますので初心者にはかなりキツイ状況となります。
そのため、初心者にオススメなのは「取引をする前に、デモトレードなどで色々な取引方法を試す」ことが大切です。デモトレードでもリアルの為替レートと連動しているので、デモトレードで勝率を高めることができれば、同じように実践の動きをすることで利益を得ることはできます。
もちろん、ファンダメンタル分析やテクニカル分析を使って未来を予測し、その通りに相場が動けば分析方法を習得したということになるので、まずは試すことが大切です。
まとめ
今回はFX取引の短期トレードで使われることの多いテクニカル分析について紹介しました。
テクニカル分析は、経済の知識や各国の状況などの知識が必要ないタイプの分析方法なので初心者でも取り入れやすいのが特徴ですが、テクニカル分析だけで勝ち続けるのは難しいです。
そのため、ファンダメンタル分析とテクニカル分析を合わせて分析をする必要がありますが、分析のバランスについては自分の取引スタイルによって異なりますので、その点に関しては注意してください。
株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員
清水 一喜