面接官が「一緒に働くイメージを持てる」質問とは
僕自身がされてよかった質問は「どういう人が活躍していますか?」です。これは先のイメージ、一緒に働くイメージが持てます。また、本気度を伝えようとしてきていること自体がもう立派なコミュニケーションスキルです。本当にこの会社を伸ばすプロジェクトメンバーとして入ろうという姿勢が伝わってくるので、社員として受け入れる必要性が高まります。もっと端的に言うと、
というのもいいと思います。
「活躍できます」と言わせることで、ある意味合意をとるという少し高度なやり方ではありますが。また、この質問をして「無理です」と言われたら、そういう会社はやめた方がいいので、それはそれでOKです。
極端な話をするとゼロイチをつくるのが好きな人が老舗の会社に来たときに「いやあ、あなたみたいな人は珍しいですよ、たぶんすぐ鼻折られますよ」と言われてしまったら、多分無理でしょう。
でも、同じような会社でも状況が違って変わりたいと思っていれば、「あなたみたいな人を求めているんですよ」と言われるかもしれません。それなら多分活躍できますし、意見も聞いてもらえそうな感じがします。しかもそう言ってくれるということは、通す確率が高いということです。
早めに真意を探る
ハードルが高いかもしれませんが、勇気をもって質問できるといいと思います。これが難しければ言い方を変えて「私みたいな人はいますか?」「活躍できない人はどういうタイプですか?」でも結構です。
活躍できない人というのは、主体性がない、わからないことをわからないと言えない、プライドが高いなどある程度共通項があります。
ですが、活躍できる人は、組織の状態やコンディションによって結構変わってきたりします。それがマッチしているかどうかというのは、お互いの合意をつくりやすいよい質問です。
福山 敦士
キャリア教育研究家/人材会社経営者