どれほど熟練の投資家であっても、永遠に勝ち続けることは不可能です。ただし、投資初心者でも「勝つ確率」を高めることはできます。数学的な法則を利用して、トータルの投資勝率を高める「トレードエッジ売買」とはなにか見ていきましょう。※本連載は、投資の学校代表である高橋慶行氏の著書『12万人が学んだ 投資1年目の教科書』を一部を抜粋・再編集したものです。
「投資勝率60~70%」を可能にする「トレードエッジ売買」とは (※画像はイメージです/PIXTA)

「お金を投じること」自体がギャンブルではない

「投資」は未来を予想するものだという投資家が大多数でしょう。しかし「トレード」という方針で売買するのであれば、予想ではなく技術的な「対処」で利益を上げることです。

 

投資の世界には「絶対」というものはありません。1回の売買においては、いくら信用しているアナリストからの情報であっても、いくら百戦錬磨のプロの投資家であっても、絶対ということはありません。当然ながら、一発逆転ホームランを狙うような投資(これはギャンブルです)は、控えるべきでしょう。

 

しかし、中には「絶対」がない世界にお金を投じること自体を「ギャンブル」と考える方もいることでしょう。そこで少したとえ話をします。

 

私とあなたで賭けをすることになりました。賭け金は100万円。私が勝てば、あなたは私に100万円を支払わないといけません。あなたが勝てば、もちろん私があなたに100万円を支払います。

 

ただし賭けのルールは少し変わっています。これからサイコロを使った3つの賭けについて説明しますので、それを聞いて、「これなら手堅く自分が勝てる」という賭けがあれば、参加してください。そうでなければ、参加しないでください。

 

では1つ目の賭けについてです。

 

1回だけサイコロを振って、偶数が出たらあなたの勝ち。奇数が出たら私の勝ちです。いかがですか? いかさまはありません。普通のサイコロです。偶数が出る確率も奇数が出る確率もともに50%です。

 

参加者はいないようですね。では、第2の賭けにまいりましょう。

 

1回だけサイコロを振って、1~4が出たらあなたの勝ち。5か6が出たら私の勝ちです。さあ、この勝負に乗る人はいますか?

 

現実の話をすると、私が創業した投資の学校で何度も出題したところ、ある一定数の人がこの勝負に乗ろうとします。3分の2の確率で勝ち目があるからですね。しかし、この勝負に乗っているようでは、安定投資家にはなれません。

 

あなたは乗らなかったようですね! では、最後の賭けに行きましょう。