初心者がレバレッジの倍率を上げる判断をするポイント
初心者には2倍~3倍のレバレッジが適正だという話をしましたが、それではどのような状況になればレバレッジを引き上げても良いのでしょうか?
レバレッジを引き上げるということは、リターンが大きくなる可能性がありますが、リスクも合わせて大きくなってしまいます。そのため、「リスク管理ができているのか?」という部分が1つのポイントになるでしょう。
FX取引をしていて、最も怖いのが「ある日突然ロスカットをされてしまった」とか、「ロスカットで止まらずに追証が発生した」ということが大きなマイナスとして挙げられます。このような状況が「リスクを管理できていない状況」となるので、ポイントとなるのは「ロスカットされないような取引をしているのか?」という部分です。
あとは単純に「取引の勝率を高める」ということができていればレバレッジを上げても問題ありません。
勘違いされがちですが、FXの初心者と上級者を分けるポイントというのは「どれだけ稼いだか?」ではなく「どれだけの利益率で取引をしているのか?」ということです。上級者は「取引の利益率が高い」ということが絶対条件となっていますので、利益率を高めることができればレバレッジを上げて取引をしても問題ありません。
■まとめ
FX取引をする上での適正レバレッジには正解が存在しません。そのため、色々なブログやコラムなどを見ていて、「この条件を満たせばレバレッジを上げてもOK」というような話を目にすることもありますが、この判断に流されている時点でアウトです。
あくまでも参考程度に留めておいて、レバレッジを上げるタイミングについては自分で判断をするようにしてください。FX取引のリスク管理という点で考えるのならば、レバレッジに関しては低ければ低いほど良いということを頭の片隅に置いておくと良いでしょう。