成功するためには「量・スピード・質」が大事
筆者は、2浪をして立命館大学に合格をしましたが、大学受験と公認会計士試験では、どちらが簡単だったかと聞かれたら、筆者は公認会計士試験のほうが簡単だったと思っています。
世間的な難易度とは、絶対違うと思いますが、筆者は立命館大学に合格するまでが、今までの人生の中で一番辛く、難しかったのです。なぜなら、大学受験の勉強は、小学校、中学校、高校の積み重ねです。12年間の出遅れたものを、2年間で取り戻すという作業が必要になります。
一方で、公認会計士試験はスタートがみな一緒です。簿記、会社法、経営学、財務会計論、監査論、管理会計といったことは、誰も中学校、高校で勉強していません。
20歳の頃、いかに日々の積み重ね、習慣力が大事か、続けている人と続けていない人では、いかにその差が大きくなるか、そして、それを縮めることは、どんなに大変かということに気が付いたのです。
筆者はよく本の中で、「成功するには量とスピードと質が大事」だと書いています。量からしか質は生まれません。そして、その量は、習慣力がなければこなすことはできません。
筆者は、人の3倍やれば10倍の結果が出るという、自分の中でのルールを決めています。人と同じ作業をしたら、同じ結果しか出ませんが、なぜか3倍やると、3倍の成果ではなく、10倍の成果が出るからです。それはなぜかというと、目立つからです。
3倍やることで、人より突き抜けることができ、比較対象がなくなります。筆者は、「月に1冊本を出す」と決めましたが、なぜ月1冊にしたかというと、出版冊数が多い人でも、3ヵ月に1冊で、年4冊のペースです。ですから、その3倍である月1冊を目指したのです。
書籍の解説動画「YouTube図書館」も同様の考え方で始めました。YouTubeで書籍の解説をアップしている人は結構多いですが、それでも、一番多い人でも週に1冊程度のペースです。その3倍と考えると、月に12冊、まずは、これを行おうと決めて始め、今は月に60冊解説動画をアップしています。