AI化、終身雇用の崩壊、コロナ不況……混沌としている世の中では「会社に頼らなくても生きていける力」を養うことが大切です。今回は、その力の一つである「先見力」を身につける4つのポイントを見ていきます。※本連載は、金川顕教氏の著書『年収1億円の神ルール10』(ポプラ社)より一部を抜粋・再編集したものです。
過去から未来を予測する「先見力」…身につけるための4つのポイント (※画像はイメージです/PIXTA)

ポイント①:「過去のデータ」を見る

タクシーの初乗りの価格は、昭和初頭には、1円だったのが、今は都内では410円になっています。同様に銭湯は、もともと10円だったのが、現在は470円です。はがきの価格も2円から63円になりました。

 

では、今後の日本はどうなっていくのでしょうか。例えば電子マネーの決済がどれぐらい増えているのか、クレカの支払いは、どれぐらいの割合なのか。5年前、10年前のデータと見比べることで、ある程度の予測を立てることはできるでしょう。

 

モノやサービスの価格、税金、給料、生涯年収……。例えば大企業の退職金は年に2.5%ずつ下がってきていますから、100歳まで生きるとなった時に、どれぐらい老後にお金が必要なのか。

 

 

それだけではありません。結婚するとしたら、結婚式や新婚旅行、新居費用にいくらかかるのか。子どもは何人ほしいのか。学費はいくらか。親が病気になった時に、何か手当があるのかどうか……。常に長期的な視野を持っていることが必要です。

 

そのためには、過去のデータを見ることが、先見力をつける手助けをしてくれます。

 

ポイント②:「誰かのために仕事をする」視点を持つ

先見力で、欠かせないものは、「若い世代、自分の将来の子どもや孫、後継者の人のために」という視点です。

 

結局、「自分のため」という人は、今を楽しむことに精一杯。長期的な視野が身に付きにくいのです。たとえ今、結婚をするつもりがなかったとしても、10年後、20年後、結婚するかもしれません。しかし、そういう発想がなければ、資産形成もできないし、先見力も身に付かないし、結果も出ません。

 

億万長者の人に調査した本を読んだことがありましたが、億万長者には、独身者は少なく婚姻している人、しかも彼らの結婚生活はおしなべて長いというデータがありました。これは当たり前だと思います。

 

もちろん、結婚が人生の全てではないので、結婚をしなくてもかまいません。しかし、自分が遊びたいから年収1000万円を稼ぎたいという人よりも、「日本のため」「社会のため」「人類のため」「世界平和のため」と、自分以外の誰かのため、未来の子どもたちのためにビジネスをしたほうが、圧倒的に成果が出せます。

 

なぜなら、後者のように、将来の子どものために、業界への恩返しのために、社会のため、日本のために、という人のほうが周囲からも応援されやすく、大きな仕事ができるからです。