会社員時代の経験を活かし、入居者に愛される物件づくりを実現

トップインタビュー②:経営者としての現在を語る

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株式会社アイケンジャパン
会社員時代の経験を活かし、入居者に愛される物件づくりを実現

資産形成の手法として注目されるアパート経営。とはいえ、失敗例も数多く目にすることから、なかなか始められない、という人も多いのではないでしょうか。本連載では「オーナーのアパート経営継続率・入居率」ともに高い実績を継続し、業界でも注目を集める株式会社アイケンジャパン中島厚己代表へのインタビューを敢行。中島氏はどのような経歴をたどり、アイケンジャパンを創設したのでしょうか。今回は、アイケンジャパンを経営するなかで、何を大切にしているのかお話を伺いました。

前回記事はこちら!

賃貸仲介時代の原点に帰り、こだわりを発揮

「賃貸仲介の営業マン」から、不動産業界でのキャリアをスタートさせた中島氏。その後一棟物件販売などを経験し、2006年にアイケンジャパンの前身となる株式会社アイケンホームを創業しています。これまで順調な経営を続けてきた同社ですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか。

 

中島「最初の1年は余裕がなかったけれど、2年目ぐらいからじっくりと腰を据え、こだわりを発揮するように努めてきました。賃貸仲介時代の原点に帰り『オーナーにも入居者にも喜ばれる物件を、自分で作ろう』と、方向性を定めたんです。そのために設計士を抱え、イチから手掛けられる体制をしっかり整えてきました。どんな方にも自信をもって弊社物件をオススメできますね」

 

またアイケンジャパンは「アパート経営を成功させるなら、社会人女性をターゲットにすべき」という信念を持っています。消費に意欲的で、住まいに対しても厳しい目を持つ社会人女性から支持されることが、人気物件の指標だと考えているからです。このため同社物件は立地が良く、1LDK主体とスペースに余裕があり、付帯設備もマンション並みと広く好評を博しています。

 

中島「多くの不動産会社は『営業部がデメリットを説明せず売って、管理部が苦労する』という体制です。しかしその在り方は健全ではありませんし、ウチはまったく逆の考えです。物件の質が高く問題が発生しにくいので、管理部が大きなトラブルに直面することが少ないのです。品質の高さこそ、安定経営に繋がっていくと考えています」

 

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中島氏が自らに課す、『社長3ヵ条』とは?

自らを「相手が誰であろうといいたいことをいってきた」と評する中島社長ですが、自らの会社を立ち上げスタッフを抱えていくなかで、経営者としての成熟も見せ始めます。

 

中島「手探りだった創業1~2年目までは、本来の性格や感情を剥き出しにして、怒りまくっていましたね。女性が入ってきても、すぐに辞めてしまうという状態だったんですよ。

 

でもスタッフが成長するに連れ、僕がガミガミいう回数が減った。すると『今までのようではダメだ』と、落ち着いて考えられるようになったんです。短気とせっかちさが陰を潜め、理想の会社づくりを目指せるようになりました。そういう面では、当時から弊社を支えてくれている社員には感謝しています」

 

そんな中島氏は現在、厳しい『社長3ヵ条』を自らに課しているそうです。

 

中島「ひとつめは、入社した社員には家族のつもりで接すること。家族なら愛情をもって厳しいこともいえますし、伝わります。

 

そしてふたつめは、社長自身の夫婦仲が良いこと。スタッフはトップのプライベートの部分も見ているので、私生活が円満であることで、それを理想とした良い人材が確保できるし、流出も防ぐことができます。

 

そして最後は、愚痴をいわないこと、何が起ころうとも真摯に、前向きに取り組むこと。『会社は社長次第、その人柄が全体を支配する』と、自分を戒めているのです」

 

人間関係のストレスから転職を繰り返してきたという中島社長は、30歳になるころ「社員の立場で、会社全体の雰囲気を変えるのは難しい」と悟ったそうです。多くの苦い経験を積んできたからこそ、現在は「自分さえ理想の社長になれば、会社も自然に良くなる」という信念を行動で実践できるようになったのだといいます。

 

中島「スタッフは社長の姿を写す鏡。外部の人たちから『良い対応の会社だ』と褒めていただけることは、私の誇りでもあります」

アイケンジャパンが震災やコロナ禍に負けない理由は…

2020年から新型コロナウイルス感染拡大により、国内の経済に深刻な悪影響が及びました。中島社長率いるアイケンジャパンは、この苦境をどう受け止めているのでしょうか。

 

中島「創業2年目のころにコロナ禍が襲ってきていたら……、と考えると怖いですが、幸い弊社には15年の実績がありますので、臨機応変に対応できていると感じています。

 

昨年からセミナーをオンラインに切り替えたのですが、概ね好評です。弊社物件のオーナー様からのご紹介や、口コミをご覧になった方が参加してくださり、成約に結び付くというケースも多く見られます」

 

こうした中島社長のポジティブな姿勢を支えているのは、過去に東日本大震災の悪影響を乗り越えてきた自信です。

 

中島「あのときはまだ、福岡本社しかない時代でしたから、もっときつかったですよ……。お金を貸していた下請けの会社に、夜逃げされましたからね。しかも当時の主力商品だった『ロフト付き1K』という間取りが、福岡市の条例変更に伴い、建てられなくなったんです。もう1ヵ月位、家で悶々としていましたよ(笑)。

 

そんなとき、遊びに行った賃貸ショップ時代の後輩が発した『最近、1LDKの人気が出てきましたね』というひと言から、現在の方向性に本気で取り組むことを決めました。同じような1Kロフト付き物件を展開していた競合他社は福岡市を出て郊外に向かっていたけれど、うちはエリアを変えなかった。勝負を1LDKに移したことで、活路が開けたのです」

 

ピンチをチャンスに変え、飛躍を遂げてきた中島社長。今後は自社業務にどのような展望を抱いているのでしょうか? 次回はその理想や方向性について、お話を伺うことにします。

 

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