2019年1月7日～1月11日のオーストラリア マーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、発表された豪州の11月の貿易収支や住宅関連指標が市場予想を下回る結果だったものの、前週末に発表された米国の雇用統計が強かったことや、米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長が利上げを急がない姿勢を示したこと、7日～9日に行われた米中貿易協議の進展期待などから、投資家心理が改善し、豪ドルの対円レートは上昇しました。

（注）左グラフは2018年1月11日～2019年1月11日、右グラフは2019年1月4日～2019年1月11日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

金利

先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、FRBのパウエル議長が利上げを急がない姿勢を示すなか、米中貿易協議の進展期待などもあって過度なリスク回避姿勢が緩和したことから、豪州の3年国債利回りは上昇（債券価格は下落）しました。

（注）左グラフは2018年1月11日～2019年1月11日、右グラフは2019年1月4日～2019年1月11日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、発表された豪州の11月の貿易収支や住宅関連指標が市場予想を下回る結果だったものの、前週末に発表された米国の雇用統計が強かったことや、FRBのパウエル議長が利上げを急がない姿勢を示したこと、米中貿易協議の進展期待などから投資家心理が改善し、株価は上昇しました。なかでも、原油価格の上昇を受けてエネルギー株が上昇しました。

（注）左グラフは2018年1月11日～2019年1月11日、右グラフは2019年1月4日～2019年1月11日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、発表された豪州の11月の住宅関連指標が市場予想を下回る結果となったものの、リスク回避姿勢の緩和などにより豪州株式市場が上昇したことから、豪州リート指数は上昇しました。

（注）左グラフは2018年1月11日～2019年1月11日、右グラフは2019年1月4日～2019年1月11日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

（2019年1月15日）