不動産投資におけるホテルコンドの意味について解説します。

ホテルコンドとは

ホテルコンドとは、ハワイや沖縄などのリゾート地で経営されている分譲ホテルのことです。観光客などに1日単位で部屋を貸し出し、宿泊費などから収入を得るという形で、運営を行います。宿泊料は前払いであることが多いので、一般の不動産経営のように家賃の滞納などを危惧しなくて済むのがメリットとなっています。

 

ホテルコンドの大きな特徴として、娯楽と投資を同時に楽しめることが挙げられます。例えばハワイによく旅行に行くという人は、ホテルの1室を購入してしまえば、毎回の旅行で宿泊地選びをする必要がなくなります。

 

ホテルに泊まらない日は、ほかの観光客に部屋を貸し出せば、投資を行うことが可能なのです。家賃収入を得ることができ、かつ自分自身が利用するうえでも価値のある商品であることが、ホテルコンドの魅力です。

ホテルコンドの商品タイプは4種類

ホテルコンドの賃料ペイバックは、商品のタイプによって固定であったり、売り上げに連動したりとさまざまです。一般的な商品タイプとして、まず「運用収益変動型(ホテル売上連動型)」タイプがあります。家主自身はホテルを利用せず、すべて「運用収益還元」を目的とした運用方法です。客室の稼働率に合わせて、収入が変動します。

 

次に、「運用収益固定型(ペイバック固定型)」タイプです。運用収益変動型と同じく、自身はホテルを利用せず、すべて「固定収益還元」を目的とした運営を行います。一定のペイバック額が見込めるので、安定した投資の方法といえるでしょう。

 

所有している物件を自身でも利用し、使っていない期間は貸し出すという方法が、「ホテル利用+運用収益変動型(ホテル売上連動型)」タイプです。家主自身の利用と、運用収益との両立を図る合理的なスタイルといえます。

 

最後に、「ホテル利用+運用収益固定型(ペイバック固定型)」タイプです。自分自身も利用をしつつ、固定収益も確保したいという人に向いている商品タイプです。客室の提供日数を申告するので、自身で利用できる期間は限られます。しかし、安定した固定収入を得つつ、自身もバカンスを楽しめる点が魅力です。

 

以上の4つが一般的な商品タイプとなっています。しかし、システムは商品によって異なるので、あくまで一例です。

ホテルコンドの注意点

ホテルコンドの管理はホテルの運営会社にすべて任されます。通常は一般のホテルとして運営されているため、自分の所有物を部屋に保管することができません。また、ホテル運営会社が徴収する運営費用は比較的高額です。固定資産税も、通常のコンドミニアムと比べると高い税率が課される場合が多いので、注意しましょう。さらに、ホテルコンドは観光客をターゲットにしているので、観光客にとって魅力がある、稼働率の高いホテルに投資することが重要といえます。

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