(※写真はイメージです/PIXTA)
「昔はすごかった」では通用しない
仕事の世界では、少し厳しい言い方になりますが、実績が重要です。
何を積み上げたのか。何を改善したのか。どんな成果を残したのか。年齢を重ねたからといって、過去の肩書だけで評価されるわけではありません。
特に、ITへの対応は大きな差になっています。パソコン、インターネット、SNS、動画、そしてAI。私自身、文章作成や資料整理などにAIを活用していますが、以前とは作業の進め方が大きく変わりました。
「パソコンは苦手だから」「AIはよくわからない」
そこで終わらせてしまうのは、もったいないと思います。
また、仕事で大切なのは、相手の時間を奪わないことです。初めて会う相手なら、事前に会社のホームページを見る。名前を検索する。商品やサービスを調べておく。今は簡単にできることです。何も調べずに訪問して、一から説明してもらう。それでは相手の時間を使わせるだけです。経験を積んだ人ほど、準備や段取りで差をつけたいものです。
孫世代の担当者から「元気なおじいちゃんですね」と言われたい
私は、ライフプランとキャリアプランを一体で考えるようにしています。
30歳、40歳、50歳、60歳。そのとき、どこで、どんな仕事をして、いくら稼ぎ、どんな生活をしていたいのか。目標から逆算して、必要な資格、経験、スキル、人脈、資産を準備していく考え方です。
私自身は30歳から不動産投資を始め、45歳でFIREしました。会社を辞めてからも、不動産賃貸業を続け、FPとして講師や執筆の仕事もしています。会社や役職に所属していなくても、自分で考え、行動し、収入を得られる状態をつくってきました。
会社も役職も、いつまでもあるとは限りません。定年が近づいてから慌てるのではなく、自分で将来を考える。私はこれを「自力で黄昏研修」と呼んでいます。
そして、私にはもう一つ、将来の楽しみがあります。70代、80代になっても不動産取引を続けることです。その頃には、不動産会社の担当者は孫のような世代になっているでしょう。若い担当者と一緒に物件を見て、価格や賃料、リフォームの話をする。パソコンやAIも普通に使い、若い人の話にも耳を傾ける。
そんな取引を続けながら、「元気なおじいちゃんですね(笑)」と言われたいと思っています。
もちろん、人生は計画どおりにいくことばかりではありません。ただ、60歳になることも、70歳になることも、何十年も前からわかっていたことです。これまで何を積み上げてきたのか。そして、これから何を積み上げるのか。
「ココロ・カラダ・カネ」の3つの健康を維持しながら、ステキなクソジジィを目指していきたいと思います。
竹下 昌成
竹下FP事務所 代表
日本FP協会認定CFP・TAC講師