(※写真はイメージです/PIXTA)
高まる「50歳時の未婚率」と親同居リスクの構造
ヤスオさんのように、親と同居して経済的に依存したまま高年齢化する問題は、未婚化が加速する日本社会において深刻な影を落としています。
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2025年)」のデータによると、50歳時点で一度も結婚経験がない人の割合を示す「50歳時の未婚率」は上昇を続けています。2020年には、男性が28.25%、女性が17.81%に達し、過去最高を更新しました。男性においては約3人に1人が50歳時点で未婚という状況です。
若い世代から広がる未婚化の波
総務省「国勢調査(2020年)」の年齢階級別未婚率データを参照すると、各年代で未婚化が進行していることがわかります。
・25歳〜29歳:男性 76.4% / 女性 65.8%
・30歳〜34歳:男性 51.8% / 女性 38.5%
・35歳〜39歳:男性 38.5% / 女性 26.2%
30代前半の男性では過半数が未婚となっており、未婚者の親との同居率も高い水準を維持しています。親依存からの脱却と将来リスクへの備え実家暮らしそのものが悪いわけではありませんが、経済的自立を伴わない親への依存は、親の介護や他界によって一瞬で生活破綻へつながります。
特に自身が長期間無職である場合、社会的な孤立や生活困窮に直面するリスクが極めて高くなるでしょう。親が健在で資産があるうちに現状を直視し、自立に向けた労働機会の確保や、自身の老後を見据えた生活設計を立てることが不可欠です。
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