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3日目で「もう無理」
3日目の朝。孫たちは起きるなり、「今日はどこ行く?」と聞いてきました。しかしミチコさんは、朝から体が重く、前日までの疲れが抜けていませんでした。
夫も、「今日は家にいようよ」と孫たちを説得します。
ところが、遊び相手のいない兄弟はすぐに退屈し、やがて兄弟げんかを始めました。
長女はオンライン会議中です。
「静かにして!」
長女が思わず大きな声を出した瞬間、ミチコさんは、「私、もう疲れてるんだ」と自覚したそうです。
当初は、もう数日滞在する予定でした。
しかし、その日の夕方。仕事を終えた娘に、ミチコさんは正直に伝えました。
「ごめん。お母さんたち、ちょっと疲れちゃった。予定より早いけど、帰ってもらってもいい?」
長女は一瞬驚いたものの、すぐに謝りました。
「ごめんね。私、甘えてた」
「実家だから大丈夫」と思っていた娘
長女は、実家に帰れば両親も孫に会えてうれしいし、自分も仕事をしながら子どもたちを見てもらえる。みんなにとって都合がいいと思っていたといいます。
しかし実際には、孫2人の食事や外出、遊び相手まで、ほとんどを祖父母に任せていました。
「お母さんたちも年を取っているのに、小学生2人を丸一日見るのって大変だよね。実家だから大丈夫だと思っちゃってた」
長女はそう反省し、翌日に予定を変更して東京へ戻ることにしました。
「お母さん、ごめんね。これ少ないけれど滞在費」と言って3万円を置いていきました。
孫たちは少し残念そうでしたが、「また来るね」と笑顔で帰っていきました。
ミチコさんも、「もちろん。またおいで」と見送りました。
ただし、次はもう少し短い滞在にしようと、夫婦で話したそうです。