(※写真はイメージです/PIXTA)
1500人以上のキャリア相談を通してたどり着いた「働き方」
私の抱えていた悩みは、決して自分だけのものではありませんでした。これまで、1500人以上のキャリアや転職の相談を担当してきて、多くの方が同じような迷いや悩みを抱えていることを実感しました。
「人生で大事にしたいことも増えてきた。でも、仕事も大切にしたい」
「この働き方を、この先も続けていけるだろうか」
「仕事中心の生活を送っていたら、趣味や好きだったことが思い出せなくなった」
「将来を明るく考えられない」
「若いころと同じようには働けない」
どれも、まじめに働いてきた人ほど抱えやすい悩みです。そして、仕事中心の生活を送ってきた人ほど、こう思うことに罪悪感を抱いたり、「自分が弱くなったのでは」と感じたりしてしまうかもしれません。
また印象的だったのは、誰も「怠けたい」とは言っていないことです。本音は、「もっとラクをしたい」「やめたい」でもなく、「このままの働き方で、続きますかね?」に集約されていました。これに気づいたとき、多くの人が無理なく、そして楽しく働き続けるために、「70%で働く」という考え方を求めていると思いました。
今の働き方や頑張り方に違和感を抱いたときは、自分に合った働き方を探し始めたサインです。これまで疑わなかった「全力前提」に、心が小さくブレーキをかけている。その違和感は、立ち止まりではなく、調整の始まりです。
仕事を大切にしながら、心身や大切なものも消耗させない。「70%で働く」は、そのバランスを取り戻すための具体的な方法です。
「70%で働く」は、手抜きでも、あきらめでもない
また、手を抜くことでも、あきらめることでもありません。いざというときのために、100%にギアを上げる余力は残しておく。でも普段は、無理なく、自分のリズムで働いている。その結果、「今日の感じなら、明日も行けそうだ」と感じられる。この「続けられる感覚」を意識的につくることです。
それは、単にマイナスをゼロに戻すことではありません。「今日も楽しかったな」と思える日が、静かに積み重なっていく感覚です。
3年後や5年後の未来は、正直わからない。年末に来年はどうなっているかさえ見通せないこともあります。でも、昨日も今日も悪くなかった。今週末にも、楽しみな予定がある。そんな日々が、無理なく続いていく。これが「70%で働く」というスタイルであり、働き方の技術です。
佐野 創太
「退職学(R)」研究家/メルマガ「キャリアの休憩室」編集長
【注目のセミナー情報】
【相続対策】6月11日(木)オンライン開催
弁護士が見てきた「失敗事例」から学ぶ!
「相続×アパート活用」のリアル
【短期償却】6月13日(土)オンライン開催
《所得税対策×レバレッジ投資》
インフラ活用でキャッシュを効率的に残す仕組み

