(※画像はイメージです/PIXTA)
4人の孫が「ばあば」と慕ってくれる日々
<事例>
祖母Kさん 72歳 年金生活者 夫が残した貯蓄と生命保険金計2,800万円
息子Rさん 43歳 美容師
孫5人
息子の妻Uさん 40歳 美容師 現在6人目を妊娠中
東京都内の古い賃貸マンションで一人暮らしをする母Kさん。夫とは10年前に死別しました。月の年金収入は遺族年金を含めておよそ13万円。家賃と光熱費、食費を差し引くと、手元に残るのは数千円という月もあります。
それでもKさんの表情が明るいのは、ひとり息子のRさんの家族の存在があるからです。息子夫婦には5人の子供がいます。全員男の子。上から小学5年生、3年生、1年生、そして3歳、1歳。いまどきめずらしい子沢山の家庭なのです。「ひとりっ子だったから、子どもが多い家族が憧れだったんだよね」と息子Rさんは笑います。
母Kさんは週に1度、孫に会うために息子夫婦の家へ通っていました。行けば「ばあば、ばあば」と5人の孫が飛びついてきます。その瞬間は怖いほど幸せなのです。
自分の子供を育てていたときは、若く未熟だったせいかいつも切羽詰まっていて、幸せを感じる余裕がありませんでした。子供がいたずらをするたびにヒステリックになるのが当たり前。しかし、それが孫となるとなぜこんなに無条件に可愛いのだろうと、不思議な幸福感に包まれています。
5人も男の子がいると、家の中は散らかり放題。壁に穴まで開いています。母Kさんは毎週喜んで掃除をします。それもまた幸せなのです。孫たちにお小遣いをあげて、いつまでも成長を見守ることができたら……と毎日願っていました。孫のためなら自分を犠牲にしてでもお金を支援したい気持ちです。
しかしその孫への思いは、息子夫婦からのお金の無心へと変化していきました。
