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大企業に就職した父、子ども3人を私立へ
首都圏在住、現在50歳の達也さん(仮名)は、大学卒業後に大企業に就職。入社当初より給与は、同世代と比較して多くもらっていました。自然と「欲しいものはすぐに買う」という生活を続けていたといいます。
26歳のとき、現在の妻である恵美子さん(仮名)と結婚し、3人の子宝にも恵まれました。息子たちがまだ幼いころは、それほどお金もかからず、家計にはゆとりがありました。息子たちが小学校に入ると学習塾に通わせ、中学からは私立を目指せるようにと教育費は惜しまず支出。その甲斐あって、息子たちはみな望みどおりの私立中学、私立高校へと進学することができました。
しかし、三男が中学に入学したころ、達也さんは恵美子さんから「貯蓄がまったくできていない」と相談を受けます。時には赤字となる月もあり、ボーナスで補填してトントンの状態。夫婦で話し合って、少しでも生活の足しになるようにと、恵美子さんもパートで働きはじめました。
家計の火の車が決定的になったのは、上の息子たちの大学進学です。長男は私立大学に進学したため多額の学費がかかり、次男は国立大学に合格したものの遠方だったため、家賃や生活費として毎月の仕送りが重くのしかかりました。この2人の進路によって、わずかに貯めた貯蓄はあっという間に底をついてしまったのです。
そんなある日のこと。三男が大学進学に向けて楽しそうにパンフレットを眺めていました。達也さんがふとその手元を覗き込むと、そこには「入学時費用200万円」という金額が記されていました。達也さんは、思わず慌てた様子でパンフレットを取り上げてしまったそうです。