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【年代別に試算】65歳までに2,000万円を達成するための「毎月の積立額」
それでは、各年代から新NISAで投資信託の積み立てを始めた場合、65歳までに2,000万円を達成するには毎月いくら積み立てる必要があるでしょうか。金融庁の「つみたてシミュレーター」を活用して試算します。
投資対象は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S &P500)」のようなインデックスファンドを想定し、利回りは「年率3%・5%・7%」の3パターンでシミュレーションを行います。
なお、2025年の上昇率は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が+20.5%、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が+15.7%でしたが、毎年同じペースで上昇することはあり得ません。+15%の年もあれば、-10%となる年もあります。
長期的に見ると、年間の平均リターンは4~5%程度に落ち着く傾向があるため、ここでは保守的な3%のケースを含め、幅広く試算します。
パターン1:20歳でスタートした場合(投資期間45年)
20歳から新NISAで積立投資を始めた場合のシミュレーション結果は、次のとおりです。なお、NISA口座は18歳以上であれば開設できます。
■毎月の積立額(20歳スタートの場合)
・想定利回り3%:約18,000円
・想定利回り5%:約10,000円
・想定利回り7%:約5,500円
20歳から始める最大のメリットは、複利効果を最大限に活かせる点です。運用期間が45年と長いため、利回り3%なら毎月約18,000円、利回り5%なら約10,000円の積立額で2,000万円に届く計算になります。
大学生のうちは難しいかもしれませんが、新社会人として働き始めるタイミングで、「毎月1万円は最初からないもの」と考えて積立投資を行う習慣をつければ、老後資金の大部分を準備できる可能性があります。
パターン2:30歳でスタートした場合(投資期間35年)
30歳から新NISAで積立投資を始めた場合のシミュレーション結果は、次のとおりです。
■毎月の積立額(30歳スタートの場合)
・想定利回り3%:約27,000円
・想定利回り5%:約18,000円
・想定利回り7%:約12,000円
30歳から始めても、運用期間はまだ35年あります。利回り3%なら毎月約27,000円、5%なら約18,000円の積立額で2,000万円に到達する計算になります。
30代は、結婚や家の購入、子育てなどライフイベントが重なりやすい時期です。しかし、ボーナスを活用するなど、この時期から老後資金の積み立てを習慣化しておけば、将来のお金の不安を軽減できるはずです。
家計の見直しをして、まずは無理のない金額から始めることが大切です。
パターン3:40歳でスタートした場合(投資期間25年)
40歳から新NISAで積立投資を始めた場合のシミュレーション結果は、次のとおりです。
■毎月の積立額(40歳スタートの場合)
・想定利回り3%:約45,000円
・想定利回り5%:約34,000円
・想定利回り7%:約25,000円
40歳から始める場合、投資期間は25年となり、必要な毎月の積立額は一気に増えます。利回り3%なら毎月約45,000円、5%なら約34,000円の積立額でようやく2,000万円に届く計算となり、家計への負担は小さくありません。
そのため、状況に応じて積立額を一時的に減らしたり、場合によっては一部を売却して現金化したりするなど、無理のない範囲で継続することが大切です。50代になり、教育費の負担が減るなど家計に余裕が生まれたタイミングで積立額をカバーすることも一つの戦略です。
新NISAはいつでも売却可能で、売却した分の非課税投資枠は翌年に復活するため、ライフステージに応じて柔軟に対応しましょう。
パターン4:50歳でスタートした場合(投資期間15年)
50歳から新NISAで積立投資を始めた場合のシミュレーション結果は、次のとおりです。
■毎月の積立額(50歳スタートの場合)
・想定利回り3%:約88,000円
・想定利回り5%:約75,000円
・想定利回り7%:約64,000円
50歳から始める場合、投資期間は15年と短くなるため、毎月の積立額はさらに大きくなります。利回り3%なら毎月約88,000円、5%なら約75,000円、7%でも約64,000円の積立額でようやく2,000万円に届く計算です。
ただし、50歳からのスタートでも諦める必要はありません。会社員であれば年収は30代や40代よりも高く、子どもが社会人になって独立していれば、教育費の負担が減るタイミングでもあります。
家計に余裕が生まれるタイミングを活かし、無理のない範囲で積み立てを始めることで、老後資金の土台を築くことは十分に可能です。