(※写真はイメージです/PIXTA)
認知症によって本人に気持ちを聞いても分からない状態だったとしても…
例えば認知症になり、本人はずっと家にいたいと思う気持ちに反して、最終的に施設入所になったという結果があったとします。しかし、そこまでのプロセスはさまざまです。
例えば、家にいられるようにみんなで話し合っていろいろと工夫してきたけれども、症状も進行してしまって、施設入所もやむなかったという場合もあります。一方で、そうではなく、認知症になっていて本人の気持ちはどうせ分からないから施設入所、と、ほぼ自動的に決めてしまうのでは、その両者に雲泥の差があります。
ACP(※)のポイントは、やはりプロセスがどうであるか、です。
もし実現できなかったとしても、実現を目指し、どのようにしようとしてきたかというところが大事なのではないでしょうか。ケアマネジャーの事業所によっては、「本人の意思とは関係なく、介護度が重くなれば施設入所を勧める」といった事業所もあると聞きます。「本人には、聞いても分からない」と発言する人もいます。事業所の考え方やケアマネジャー個人の考え方もいろいろありますが、ケアマネジャーは、本人の権利擁護と自立支援に向けた関りが基本です。
西川 満則
福村 雄一
大城 京子
小島 秀樹